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2012年09月28日

システム・ジェイディー社が太陽電池モジュールの不具合検出装置「SOKODES」の本格販売を開始、価格は85万円(税別)

福岡市の「システム・ジェイディー」社が、太陽電池モジュール不具合検出装置SOKODES」の本格販売を開始したとのこと。

(ニュース記事)
・システム・ジェイディー、 太陽電池アレイテスター「SOKODES」の本格販売を開始!(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/business/pressrelease/ATP201209280002.html

上記URL先ページによると、この製品は2012年3月に発売していたもので、今回は多数の実測結果を反映してバージョンアップを施しているとのこと。

価格は85万円(税別)で、また別途20万円で

講習会(「SOKODES」の使用方法、太陽電池アレイのメンテナンス方法を指導)
保守費用1年間)

のサービスも用意しているとのことです。


今年2月の発表では、価格は消費税込み48万3,000円とされていたので、今回発表の販売価格がかなり高くなっているのが意外ですが、性能・品質を維持するにはこのぐらいの価格水準が必要だった、ということでしょうか。

高額ではありますが、住宅用・産業用ともに太陽光発電の設置・普及が進む中で、不具合検出の労力を軽減するこの装置が果たし得る役割も大きいのでは、と考えます。


※参考サイト:
・[1]太陽電池アレイテスター SOKODES(システム・ジェイディー社)
 http://www.system-jd.co.jp/product/SOKODES_A4.pdf


※関連記事:
福岡市のシステム・ジェイディー社が、太陽光発電システムでのモジュール不具合を自動検出できる装置「SOKODES」を開発(2012/02/28)
posted by 管理人 at 23:00 | Comment(0) | 試験・検査

2012年09月06日

オリックス・レンテック社が神戸試験センター内の太陽光パネル試験エリアを拡充、耐久性評価試験の一括受託が可能に

オリックス・レンテック」社が9月4日に、

・「神戸試験センター」(2011年10月開設)内の太陽光パネル試験エリア拡充した。

と発表したとのこと。

(ニュース記事)
・太陽光発電パネル、神戸で試験設備増強(神戸新聞)
 http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005354254.shtml

(オリックス・レンテックのサイト掲載資料)
・〜太陽光パネルの耐久性試験から蓄電池充放電試験まで〜 神戸試験センター、一括受託が可能に
 http://www.orixrentec.jp/data/news/20120904/KobeTestCenter0904.pdf

上記URL先ページによると、今回の取り組みの概要は、

・背景:
 ・太陽電池パネル等の設置需要が高まる中、国内外のメーカーには、パネルや付随する製品・部品などの長期耐久性が求められており、
  ・長時間の耐久性試験
  ・品質向上のための研究開発
  のニーズが顕在化し始めている。
 ・メガソーラーの整備や太陽光発電システムの普及により、
  ・メーカーの試験設備の手狭化
  ・輸入パネルの試験需要の増加
  等の状況が生じている。

・拡充後の太陽光パネル試験エリアの特徴・機能:
 ・開設時から実施している「信頼性試験」に加えて、
  ・「電気的特性試験」(人工的な太陽光をパネルに照射し、出力を検査する)
  ・「非破壊試験」(大型パネルを破壊せず、内部の損傷を検査する)
  まで、耐久性評価に関わる試験の一括受託が可能になった。
 ・フルモジュールサイズの試験環境を整えており、工場から出荷される太陽電池パネルをそのまま試験することができる。
 ・パネル現物における、PID現象の再現・検証にも対応する。

・設備:
 ・ソーラーシミュレータ
  2012年7月に新設。
  ・対応モジュールサイズ:1,310mm×2,000mm
 ・太陽電池ELテスター
  2012年7月に新設。
  ・最大モジュールサイズ:1,310mm×2,000mm
 ・X線観察装置
  日本国内初のフルモジュール対応。
  ・最大観察サイズ:2,000mm×1,500mm
 ・機械的荷重試験装置
  風速60m・荷重500kg以上の圧力を、風圧で再現できる。
  ・最大適応サイズ:2,000mm×1,500mm
 ・高温高湿試験装置
  ・内寸:幅1,200mm×高さ2,000mm×奥行き1,800mm
 ・温度サイクル試験装置
  ・内寸:幅1,200mm×高さ2,000mm×奥行き1,800mm

・投資額:約6億
・想定顧客:メーカー、商社など
・売上高目標:2013年度に5億

等となっています。


大型のモジュールについて耐久性評価試験を一括して行える、というのが特徴的ですが、産業用太陽光発電の増加により、(PID現象への対応も含めて)このタイプの試験へのニーズが高まっている、ということでしょうか。

ただし現在のところは、テュフ ラインランド ジャパンが開始している積雪・塩害を想定した試験サービスは手がけていないようなので、日本の環境に合わせたサービス内容の拡充が行われるのか、今後の取り組みにも注目したいところです。


※関連記事:
東レがPID現象を検証する独自の評価設備を導入、モジュール全体でのメカニズム解析を目指す(2012/08/09)
posted by 管理人 at 06:31 | Comment(0) | 試験・検査

2012年09月05日

テュフ ラインランド ジャパンが日本の2拠点で太陽電池パネル向けの「機械的偏荷重試験サービス」「塩水噴霧試験サービス」を開始、積雪や塩害に対応

テュフ ラインランド ジャパン」社が2012年9月4日に、

日本国内の2拠点で、太陽電池モジュール向けの
 ・「機械的偏荷重試験サービス
 ・「塩水噴霧試験サービス
 を開始した。

と発表したとのこと。

(ニュース記事)
・太陽電池モジュールの「機械的偏荷重試験サービス」と「塩水噴霧試験サービス」を開始 日本特有の気候に応じた試験を提供(PR TIMES)
 http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000005788.html

(テュフ ラインランド ジャパンのサイト内ページ)
・テュフ ラインランド ジャパン 太陽電池モジュールの「機械的偏荷重試験サービス」と「塩水噴霧試験サービス」を開始 日本特有の気候に応じた試験を提供
 http://www.tuv.com/news/jp/japan/about_us_jp/press_2/news_1/newscontentjp_115520.jsp/pv20120904

上記URL先ページによると、サービスの概要は

・背景:
 ・太陽電池パネルに積雪した場合、雪はパネル表面を滑り落ちて下端部に積もる。
  このため、パネルの下端部上端部において、作用する
  ・荷重
  ・機械的応力
  に違いが生じる。
 ・日本は海に囲まれ、高濃度の塩化物イオンが存在する湿潤な環境下にある。
  このため、住宅用・商用いずれの太陽光発電設備でも、塩害腐食の影響を受ける可能性がある。
  導体部が腐食した場合、抵抗が増加し、
  ・パネルの発火
  ・フレームやラックの構造損傷・変形
  が起こる危険性がある。

・試験の概要:
 ・「機械的偏荷重試験サービス」:
  ・主な特徴:
   標準的な機械的荷重試験の追加試験として提案するサービス。
   各国の荷重区分に対応できる。
   (・日本国内の区域別平均荷重:「JIS 8955」に記載
    ・欧州域内の地域:「EN 1991」に記載)
  ・試験方法:
   1.太陽電池パネルを、高温多湿環境1,000時間晒す。
   2.パネル表面の一部に重りを置き、
    ・ガラス
    ・フレーム
    の両方同時に負荷をかけ、耐えられる荷重を確認する。
 ・「塩水噴霧試験サービス」:
  ・主な特徴:
   太陽電池パネルの塩害腐食耐性の測定を目的とするサービス。(※KTACで提供する)
   安全面の他に、導体腐食により生じる電力損失も考慮する。
  ・試験方法:
   「IEC 61701」に基づく。
   サンプル3の安全性と性能を計測し、うち2台に対して実際の塩水噴霧試験を行う。
   試験サイクルは下記の通り。
   1.15〜35度の塩水を噴霧する。
   2.直後に、気温40度・湿度93%の環境下に一定期間晒す。
   3.更にその後、気温23度・湿度50%の環境下に一定期間晒す。
   サイクル数は試験の設定レベルにより異なり、最も厳しい基準での必要期間は通常2ヶ月。

・実施拠点:
 ・「関西テクノロジーセンター(KTAC)」(大阪)
 ・「太陽光発電評価センター(SEAC)」(横浜)

等となっています。


積雪も海への近さも、日本では該当する環境が非常に多いと思われるので、今回改めて試験サービスが開始されたことは正直かなり意外でした。

これまでは日本市場向け製品について、積雪・塩害への耐久性がどう評価されていたのか、という疑問もありますが、ともかく大手試験機関の国内拠点による試験サービスが開始されたとのことで、太陽光発電設備の信頼性向上につながることを強く期待したいです。


※関連記事:
「テュフ ラインランド ジャパン」が、横浜で薄膜太陽電池試験サービスを開始(2009/02/11)
独「テュフラインランド」が、太陽電池モジュールの火災耐性試験の提供・認証サービスの拡大を図る(2010/04/06)
テュフ ラインランド社が、過酷さを増した(試験シーケンス約9ヶ月)太陽電池モジュールの試験方法「長期連続試験」「長期連続試験プラス」を開発(2010/10/15)
テュフ ラインランド ジャパンの太陽光発電評価センターが、太陽電池モジュールの規格試験を47日で完了することに成功(2011/10/08)
テュフ ラインランド ジャパンが、太陽電池モジュールの信頼性保証体制に関する規格「JIS Q 8901」の認証サービスを開始(2012/07/13)
posted by 管理人 at 05:56 | Comment(0) | 試験・検査

2012年08月09日

東レがPID現象を検証する独自の評価設備を導入、モジュール全体でのメカニズム解析を目指す

東レ」社が自社施設内に、太陽電池モジュールで起こるPID現象検証を行うための評価設備を導入したとのこと。

(ニュース記事)
・東レ、太陽電池の出力低下を検証−瀬田工場(大津市)に評価設備(日刊工業新聞)
 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120808agap.html?news-t0808

上記URL先ページによると、取り組みの概要は

・背景・目的:
 欧州において、PID現象が相次いで発生していることを受けての措置。
 同現象について、東レが手がけている製品(バックシート等)だけではなく、モジュール全体での発生現象・メカニズムを解析する。
 そして得られるデータを、
 ・自社製品の品質保証
 ・製品開発
 等に活用する。

・場所:瀬田工場(大津市)内の環境・エネルギー開発センター

・設備の機能:
 太陽電池モジュールに電圧をかけながら湿度を上げ、部材単体ではなくモジュール全体での評価を行う。

等となっています。


部材メーカーがモジュール全体での評価・解析に取り組む、というのが意外でしたが、それだけPID現象への対策は喫緊の課題となっており、またそうであるにも関わらず、現状では詳しいことが判明していない、ということなんでしょうか。

日本の気候はまさに高温多湿であり、また固定価格買取制度により一定以上の規模を持つ産業用設備の急激な増加が見込まれる中で、東レ以外の国内企業についても、PID現象に対してどのような対応をとることになるのか、注目したいところです。


※参考サイト:
・[1]グリーンイノベーションを加速する総合技術開発拠点「E&Eセンター」を創設 (東レ)
 http://www.toray.co.jp/news/rd/nr110104.html


※関連記事:
Q-Cellsの多結晶型モジュール「Q.PRO」が、Fraunhofer CSPによる耐PID試験において、最大出力の保証性能を証明(2012/06/23)
京セラ製の産業用モジュールがフラウンホーファー研究機構により、PID現象での出力低下が起きない、と認可されたとのこと(2012/07/11)
シャープの太陽電池パネルが、フラウンホーファー研究機構の試験でPID現象が起きないことが確認(2012/07/21)

Dow Chemicalがタイで封止フィルム「ENLIGHT」の新工場を稼動開始、生産能力は全社で2倍になる見通し(2012/08/08)
大日本印刷が、太陽電池向けの封止材「CVFシリーズ」・バックシート「NRシリーズ」・「バスラインシート」を発表(2012/08/09)
posted by 管理人 at 13:52 | Comment(0) | 試験・検査

2012年07月13日

テュフ ラインランド ジャパンが、太陽電池モジュールの信頼性保証体制に関する規格「JIS Q 8901」の認証サービスを開始

テュフ ラインランド ジャパン」社が2012年7月12日に、

・太陽電池モジュールの信頼性保証体制に関する新規格「JIS Q 8901」の認証サービス

を開始したことを、発表したとのこと。

(ニュース記事)
・テュフラインランド、太陽電池モジュールの信頼性保証体制に関する認証サービスを開始(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=314284&lindID=4

(テュフ ラインランド ジャパンのサイト内ページ)
・テュフ ラインランド ジャパン JIS Q 8901(太陽電池モジュールの信頼性保証体制)についての認証サービスを開始 ユーザーに対し長期の信頼性を保証するための任意認証
 http://www.tuv.com/news/jp/japan/about_us_jp/press_2/news_1/newscontentjp_110272.jsp/pv20120712

上記URL先ページによると、サービスの概要は

・主な調査対象:
 メーカーまたは商社で、太陽電池モジュール製品の
 ・設計
 ・製造
 ・性能保証
 に主たる責任を負う製造責任者

・調査・評価方法:
 新規格に基づき、実際に現地を訪問して調査・評価を行う。

・必要な期間:
 ・調査:通常は1日をかけて行う。
 ・認証:評価に問題が無い場合、数週間以内に認証書を発行する。

等となっています。


「JIS Q 8901」の適合性認証については、既に「UL Japan」がサービス開始を発表していますが、更に今回は大手の検査機関であるテュフ社でのサービス開始とのことで、太陽光発電設備の安定運用実現という面からも、モジュールの品質・保証の信頼性向上に大きく寄与することを、期待したいところです。


※当ブログの関連記事:
UL Japanが地上設置する太陽電池モジュール向けに「JIS Q 8901」の適合性認証サービスを開始、設計製造・性能保証の信頼性保証体制を要求(2012/07/04)
posted by 管理人 at 13:14 | Comment(0) | 試験・検査

2012年07月04日

UL Japanが地上設置する太陽電池モジュール向けに「JIS Q 8901」の適合性認証サービスを開始、設計製造・性能保証の信頼性保証体制を要求

UL Japan」社が2012年7月2日に、

地上設置する太陽電池モジュール向けに、信頼性保証体制(設計製造、性能保証)の要求事項「JIS Q 8901」の適合性認証サービスを開始した。

と発表したとのこと。

(ニュース記事)
・UL、太陽電池モジュールの信頼性保証体制に関するJIS Q 8901の適合性認証サービスを開始 〜太陽光発電システムの普及およびユーザー保護を支援 〜(読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/adv/enterprises/release/detail/00038056.htm

(UL Japanのサイト内ページ)
・【プレスリリース】UL、太陽電池モジュールの信頼性保証体制に関するJIS Q 8901の適合性認証サービスを開始
 http://www.ul.com/japan/jpn/pages/newsroom/newsitem.jsp?cpath=%2Fjapan%2Fjpn%2Fcontent%2Fnewsroom%2Fnews%2Fgeneral%2Fdata%2Fpr_jisq8901_20120703163500.xml

上記URL先ページによると、「JIS Q 8901」の概要は

・内容:
 太陽光発電システムの信頼性向上・普及拡大を図るため、
 ・設計・製造面において長期信頼性が確認された太陽電池モジュールの流通
 ・長期間の製品保証体制の確立
 を製品責任者に求める。
 また、製品責任者が購入者に対して
 ・性能保証条件とサービスを受けるための必要事項の開示
 ・保証を担保するためのサービス体制の整備
 を行うことも含まれている。

・制定の背景・経緯
 日本での固定価格買取制度の導入においては、再生可能エネルギー事業に初参入する事業者が多く、10〜20年に渡り安定して発電するための保守・メンテナンス体制の整備も重要となる。
 しかし、これまで多くの太陽電池モジュールが20年以上の保証を謳っているが、これらは製造者の独自基準によるもので、購入者(ユーザー)保護の観点からは、統一基準存在していなかった
 このため第三者による基準の制定が求められており、これについて「国際PVモジュールQAフォーラム」(仮称、日本国内に拠点を持つ第三者認証機関で構成)が協議を行ってきた。
 「JIS Q 8901」はその成果として、2012年2月29日に制定された。

等というもの。

今回のUL Japan社の認証サービスについては、「国際PVモジュールQAフォーラム」で

・認証スキーム
・審査基準
・手順

等の協議が行われた結果、開始に至ったとのことです。


太陽電池モジュールの長期信頼性と保証について、これまで第三者による基準が無かったというのは意外でしたが、日本でも家庭用・産業用の双方で大幅な需要拡大が見込まれる中で、今回の「JIS Q 8901」の制定は当然の流れだと感じます。

今後他社でも、「JIS Q 8901」の認証サービスが開始されることになるのか、ちょっと注目したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]JET Report(14ページ目に「太陽電池モジュールの上乗せ認証(JIS Q 8901)について」が掲載)
 http://www.jet.or.jp/common/data/publication/54.pdf


※当ブログの関連記事:
「UL Japan」の太陽光発電機器向け試験所が稼動開始、米「UL」の認証が国内で可能に(2010/09/10)
UL JapanのPV試験所がCB試験所に認定、IECの全加盟国で通用するCBレポートの発行が可能に(2012/03/16)
UL Japanが太陽電池モジュールの出力検査サービスを強化、固定価格買取制度の導入に備える(2012/05/12)
posted by 管理人 at 06:22 | Comment(0) | 試験・検査

2012年05月12日

UL Japanが太陽電池モジュールの出力検査サービスを強化、固定価格買取制度の導入に備える

UL Japan」社が2012年5月10日に、

・固定価格買取制度の導入に備え、太陽電池モジュール出力検査サービス強化した。

と発表したとのこと。

(ニュース記事)
・UL Japan、太陽光発電モジュールの出力検査サービスを強化 〜発電事業者の安定した売電収入と事業運営をサポート〜(PR TIMES)
 http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000004222.html

(UL Japanのサイト内ページ)
・【プレスリリース】UL Japan、太陽光発電モジュールの出力検査サービスを強化  −発電事業者の安定した売電収入と事業運営をサポート -
 http://www.ul.com/japan/jpn/pages/newsroom/newsitem.jsp?cpath=%2Fjapan%2Fjpn%2Fcontent%2Fnewsroom%2Fnews%2Fgeneral%2Fdata%2Fpr_pv_20120510175400.xml

上記URL先ページによると今回は、三重県伊勢市のPV試験所において、従来の試験(目視検査・出力測定・耐圧試験・漏れ電流試験)の他に、顧客の要望に応じて

耐荷重試験
降雹試験
火災試験
環境試験

等の追加実施が可能になったとのことです。


追加可能な試験の項目を見ると、実際の設置環境における物理的なダメージを想定したものが多い、と見受けられますが、太陽光発電の普及が進むにつれて、より実際の設置環境に即した試験に対するニーズが高まっている、ということでしょうか。


※当ブログの関連記事:
「UL Japan」の太陽光発電機器向け試験所が稼動開始、米「UL」の認証が国内で可能に(2010/09/10)
UL JapanのPV試験所がCB試験所に認定、IECの全加盟国で通用するCBレポートの発行が可能に(2012/03/16)
posted by 管理人 at 13:23 | Comment(0) | 試験・検査

2012年04月27日

Upsolarが、新興メーカー向けに試験・検査・コンサルティングサービスを提供

Upsolar」社が2012年4月25日に、技術部門の大規模な事業拡張について発表したとのこと。

(ニュース記事)
・アップソーラー社、太陽光発電技術の試験・コンサルティングサービスを開始(財経新聞)
 http://www.zaikei.co.jp/releases/41818/

(Upsolar社のサイト掲載資料)
・Upsolar Now Offering PV Testing and Consultation Services
 http://www.upsolar.com/uploads/UploadFile/20120426014406.pdf

上記URL先ページによると、事業の概要は

・背景:
 Upsolar社は、品質管理機関「Bureau Veritas」から高い評価を受けており、同社研究施設における試験結果は、信頼性の高い検証手段として、全世界の大手試験機関に受け入れられている。

・サービス:
 ・試験
  ・場所:上海の自社ラボラトリー
  ・対象製品:
   ・コンポーネント
   ・モジュール
  ・サービス内容:
  ・試験項目:
   IEC(国際電気標準会議)規格に準拠。
   現在は
   ・電気安全
   ・バイパスダイオード
   ・湿潤漏れ電流
   ・絶縁
   に関する評価サービスを提供している。
   また技術部門では更に、
   ・高温・高湿
   ・紫外線寿命加速
   ・機械的ストレス
   等、極端な環境下における製品耐久試験にも対応する。
 ・検査、コンサルティング
  自社技術陣が各種コンサルティングサービス(PVプラント検査〜包括的オペレーション評価)により、
  ・生産性の向上
  ・廃棄物管理
  等、顧客の内部製造工程の改善に寄与する。

・対象顧客:新興のローカルな太陽光発電企業

等となっています。

また記事では、

(Upsolar社のNatasha Lee氏)
・Upsolarは高品質の代名詞であり、今回の一連の技術サービスは、ビジネスを追求した当然の結果だと考えている。
 自社の技術部門には、業界最高水準の頭脳を持つエキスパートが揃っており、発売前に新製品を評価する費用効果の高い手段を、将来有望な太陽電池メーカーに提供している。

(同社の蒋匹EO)
・Upsolarでは、自社のグローバルな急成長を可能にした設備とスタッフを、顧客に提供している。
 この姿勢は、顧客の迅速な認証取得の他に、製品の国際品質基準の強化にも貢献するものと考えている。
 自社は技術力に誇りを持っており、この技術力により業界全体を好ましい方向にへと導くことを願っている。

との内容のコメントが紹介されています。


市場の競争が激しいはずの現在において、太陽電池メーカーが他社向けに試験やコンサルティングサービスを手がけている、ということにかなり驚きましたが、品質に強い拘りを持つUpsolar社としては、自社の強みを生かした事業展開の1つ、ということなんでしょうか。


※参考サイト・ページ
・[1]Upsolar
 http://www.upsolar.com/


※当ブログの関連記事:
Upsolar社が、6インチセル採用単結晶太陽電池モジュール2種(255Wp・310Wp)を発表(2012/04/02)
セイクレスト社と中国「Upsolar」社が、日本国内での太陽光発電システム販売で業務提携(2010/07/28)
Upsolar社の太陽電池モジュールを用いた太陽光発電システムが、J-PECの認証を取得(2011/03/01)
「Upsolar Japan」社が、日本の「一般社団法人太陽光発電協会」の会員に(2011/05/24)
Upsolar社がポルトガルのBragaで太陽電池モジュール製造プラットフォームを運転開始、現地企業と協力(2011/06/04)
Upsolar社が、太陽電池モジュール全製品の保証期間を10年に延長(2011/09/09)
中国「Upsolar」社が、自社の太陽電池モジュール「UP-185M」「UP-230P」について、初期のライフサイクルアセスメントを終了(2012/01/21)
posted by 管理人 at 01:44 | Comment(0) | 試験・検査

2012年04月06日

コグネックスが、太陽電池パネルのトレーサビリティー用途向けのバーコードリーダー「DataMan 302」を発表

コグネックス」社が2012年4月5日に、太陽電池パネルのトレーサビリティー用途に特化した画像ベースのバーコードリーダーDataMan 302」を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・コグネックス、太陽電池産業で完全なトレーサビリティーを実現するバーコードリーダDataMan(r) 302を発表(Digital PR Platform)
 http://digitalpr.jp/r/1210
・コグネックス/ソーラーパネルの追跡用バーコードリーダ新発売(LNEWS)
 http://lnews.jp/2012/04/e040517.html

(コグネックス社のサイト内ページ)
・DataMan 302 ソーラーパネル用バーコードリーダ
 http://www.cognex.com/solarID/

上記URL先ページによると、装置の概要は

・背景・目的:
 昨今の再生可能エネルギー分野では、製造工程効率化のために新技術が急速に取り入れられており、コグネックス社はこのニーズに対応する製品の開発に取り組んでいる。
 今回の「DataMan 302」は、太陽電池パネル製造業における
 ・日々変化するコード読み取りに対する要望
 ・トレーサビリティーに対する強いニーズ
 に対応するために開発された。

・主な特徴・機能:
 ・「SEMI規格 SEMI PV29-0212」(2012年2月発行)に準拠しており、太陽電池用の
  ・ウエハー
  ・薄膜ガラスパネル
  にレーザーで刻印された
  ・DPM(ダイレクトパーツマーク)
  ・ECC-200データマトリックスコード
  の読取に向く。
  青色ウエハーの二次元コード読取に最適な青色照明を搭載。
  (薄膜ガラスパネルの読取に向く赤色照明も選択可能)
 ・130万画素(1,280×1024)の高解像度で、取り込み速度は従来(30万画素程度)と同等の毎秒60回。
  位置がずれても、広い範囲でコードを読み取ることができる。
  (太陽電池セルに刻印されるコードは
   ・非常に小さい(1mm以下の場合もあり)
   ・刻印位置が多少ずれる場合がある
   という特徴がある。
   このため従来の撮像素子では視野が狭く、位置がずれた場合に
   ・読み取りエラー
   ・コード読み取りミス
   の原因になる)
 ・コードが
  ・斜めに配置されている
  ・取り込み画像内に複数ある
  といった場合でも、瞬時・確実なデコードが可能。
  また、コグネックス社の特許技術「2DMax+アルゴリズム」を搭載しており、
  ・印字のばらつき
  ・クロッキングやタイミングパターンが損傷したコード
  ・製造プロセスによる過度なコード損傷
  等の状況での読み取りにも対応できる。
 ・柔軟性の高いレンズオプションを用意。
  同じモデルでも、
  ・非常に狭いスペースにマーキングされたコード
  ・広い視野(FOV)での小さなコード
  ・ロボットでの搬送中に高速移動するコード
  の読み取り等、幅広い状況に対応できる。

等となっています。


太陽電池の需要・生産の拡大に伴い、部材や製造品の管理における要求も高まり複雑化している、ということが伺えます。

今回の新製品が、太陽電池パネルの生産効率向上・低価格化、また品質向上に寄与することを、強く期待したいです。
posted by 管理人 at 08:29 | Comment(0) | 試験・検査

2012年03月16日

UL JapanのPV試験所がCB試験所に認定、IECの全加盟国で通用するCBレポートの発行が可能に

UL Japan」社が3月6日に、

・「IEC」(国際電気標準会議、ISOの電気・電子部門担当)が、UL JapanのPV試験所(三重県伊勢市)を、CBスキームに基づき、CB試験所(Certified Body Testing Laboratory、CBTL)として認定した。

と発表したとのこと。

(ニュース記事)
・UL Japan、PV試験所がCB試験所として認定 〜 国際的により信頼性の高い評価試験を提供開始 〜(財経新聞)
 http://www.zaikei.co.jp/releases/37200/

(UL Japanのサイト内ページ)
【プレスリリース】UL Japan、PV試験所がCB試験所として認定 〜 国際的により信頼性の高い評価試験を提供開始 〜

上記URL先ページによると「CBスキーム」は、IEC加盟各国の製品安全試験の認証機関が参加する「相互認証制度」。

今回の認定に関する概要は、

・認証可能となった規格:
 ・IEC61215 ed.2 (2005-4-27):結晶系太陽電池性能評価規格
 ・IEC61646 ed.2 (2008-5-14):薄膜系太陽電池性能評価規格
 ・IEC61730-1 ed.1 (2004-10-14):安全規格 
 ・IEC61730-2 ed.2 (2004-10-14):安全規格

・認定による効果:
 UL Japanが日本国内で提供するPV試験において、IECの全加盟国(約70カ国)で通用するCBレポートの発行が可能となった。
 これにより、海外展開を強化する
 ・PVモジュールメーカー
 ・関連部材(ジャンクションボックス、コネクター、ケーブル、樹脂材)メーカー
 ・業界関係者
 等に、PV機器向け性能・安全試験サービスをグローバルに提供することができる。
 そして、各国で異なる製品安全認証の取得における
 ・期間の短縮
 ・コスト削減
 の実現が期待できる。

等となっています。

ちなみに、ULが保有するPV試験所では、これまで

・米サンノゼ
・中国の蘇州
・独フランクフルト

が、CB試験所の認定を取得しているとのことです。(今回の日本が4番目)


日本国内で行なう試験により、海外市場での安全認証取得の手間・コストが軽減できる、ということであれば、海外展開を行なっている(もしくはこれからの進出を考えている)国内の太陽光発電向け機器メーカーにとっては、メリットがかなり大きいのでは、と想像します。


※参考サイト・ページ
・[1]国際電気標準会議(ウィキペディア)
posted by 管理人 at 13:14 | Comment(0) | 試験・検査