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2012年03月14日

テュフ ラインランド ジャパンが二次基準太陽電池セル・モジュールの校正サービスを開始、モジュールは国内初

テュフ ラインランド ジャパン」社が2012年2月に、二次基準太陽電池校正サービスを開始したとのこと。

(ニュース記事)
・テュフラインランド、二次基準用太陽電池セル・モジュールの校正サービスを開始(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=305210&lindID=1

(テュフ ラインランド ジャパン社のサイト内ページ)
・テュフ ラインランド ジャパン「二次基準太陽電池校正サービス」を開始 二次基準太陽電池モジュールの認定校正事業者として国内初
 http://www.tuv.com/news/jp/japan/about_us_jp/press_2/news_1/newscontentjp_91456.jsp/pv20120313

上記URL先ページによると、サービスの概要は

・背景・経緯:
 太陽電池の出力性能を正確に評価するには、二次基準太陽電池セル・モジュールが必要となる。
 しかし日本国内ではこれまで、
 ・セル
  産業技術総合研究所(AIST)が校正サービスを手がけてきた。
  しかし2011年9月に受付を終了して以来、二次校正を行えるISO/IEC 17025認定校正事業者は無かった。
 ・モジュール
  国内には校正サービスの提供機関が無い。
  このため基準モジュールの校正値には、試験事業者によるモジュールの性能試験結果(試験成績書)が代用されてきた。
 という状況だった。
 今回はテュフ ラインランド ジャパン社が2012年2月16日に、「製品評価技術基盤機構(NITE)」の認定センター「IA Japan(International Accreditation Japan)」から、「ASNITE校正事業者認定プログラム」によるISO/IEC 17025認定を取得し、サービスの提供事業者となった。
 ASNITE校正事業者認定プログラムでは、試験所の認定に適用される「ASNITE試験事業者認定プログラム」よりも厳密な審査が行われるため、その認定校正事業者が発行する「ILAC-MRA認定ロゴマーク付校正証明書」の信頼性はより高いとのこと。
 (ILAC: 国際試験所認定協力機構、MRA: 相互承認取決)

・校正の対象:顧客が用意する二次基準用太陽電池セル・モジュール。

・設備:
 ・ソーラシミュレータ
  IEC規格で最上級(等級AAA)のタイプ。
  また、放射照度場所むらが±1%以内と、校正の精度が高い。
 ・一次基準太陽電池セル
  産業技術総合研究所が校正したものを用いる。
 ・計測機器
  全て、国家標準にトレーサブルで高精度なものを採用。

・校正証明書:
 国際規格(IEC 60904-2)に基づいて、一次基準太陽電池との比較による二次校正を実施。
 標準試験条件(STC)における短絡電流値(Isc)を、不確かさとともに記載する。
 (※標準試験条件は、
   ・セル温度:25度 
   ・分光分布:基準太陽光(AM1.5G)
   ・放射照度:1,000W/m2

・最高測定能力:
 ・二次基準太陽電池セル1.0
 ・二次基準太陽電池モジュール1.3
 (世界最高水準とのこと)

等となっています。

また記事では、同社「太陽光発電評価センター」のセンター長の方の

・今回の新サービスの提供により、日本における太陽電池モジュール普及への一層の貢献を図る。
 また、アジア圏内でNo.1の太陽光発電評価の試験所を目指し、今後もサービスの拡充を図る。

との内容のコメントが紹介されています。


老舗の大手太陽電池メーカーが複数ある日本国内で二次基準太陽電池の校正サービスがこれまで手薄だったというのは、個人的には非常に意外でした。

今回のテュフ社のサービス開始が、日本の太陽電池産業の競争力アップにつながることを期待したいです。


※参考サイト・ページ
・[1]NITE 独立行政法人 製品評価技術基盤機構
 http://www.nite.go.jp/
・[2]IAJapan(アイ・エイ・ジャパン)とは
 http://www.iajapan.nite.go.jp/iajapan/gaiyou/index.html
・[3]ILAC/MRA (ILAC相互承認)とは
 http://www.iajapan.nite.go.jp/iajapan/pr/ilacmra_200505_j.pdf
・[4]ISO/IEC17025の概要(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項)
 http://www.iajapan.nite.go.jp/iajapan/gaiyou/iso17025.html
posted by 管理人 at 10:07 | Comment(0) | 試験・検査

2012年02月28日

テュフ ラインランド ジャパンが、産業用太陽光発電施設向けの評価サービスを開始

テュフ ラインランド ジャパン」社が新たに、産業用太陽光発電所向けの評価サービスを開始したとのこと。

(ニュース記事)
・テュフラインランド、ヒロトモエナジー施工の発電施設で太陽光発電所評価サービスを開始(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=303995&lindID=1

(テュフ ラインランド ジャパンのサイト内ページ)
・テュフ ラインランド ジャパン、日本において太陽光発電所評価サービスを開始 ヒロトモエナジー株式会社施工の400kW施設を評価
 http://www.tuv.com/news/jp/japan/about_us_jp/press_2/news_1/newscontentjp_89220.jsp/pv20120227

上記URL先ページによると、最初のサービス提供として、「神原汽船」社の「福山物流センター」の400kW施設(兵庫県の「ヒロトモエナジー」社が施工)の検査を実施。

この試験は、システムインテグレータとしてのヒロトモエナジーの企業認証(CID)について行われたものとのことです。
(CIDは、太陽電池モジュール施工に携わる会社に対して、その施工プロセスの品質・安全面が、国内・国際基準を満たしていることを証明するもの)

また記事では、ヒロトモエナジーの社長の方による

・産業用太陽光発電において、
 ・何が正しい設計なのか
 ・どのような施工が適切か
 ・設置後のシステム全体の発電評価をどのように行うか
 といった点は、全てが施工会社の知識によるものであり、顧客側ではその正しさを判断する機会がなかった。

・ヒロトモエナジーでは、
 ・設計
 ・施工
 ・電力申請
 ・アフターメンテナンス
 ・性能評価
 といった分かりにくい点の評価を、顧客に代わり第三者検査機関に依頼することが、顧客からの信頼獲得につながると考え、今回の企業認証取得に踏み切った。

との内容のコメントが紹介されています。


国内での産業用太陽光発電システムの普及は、固定価格買取制度が導入されることもあり、これからのスピードアップが予想されますが、それに伴って施設に対する評価基準も明確になっていく必要がある、と思われるので、今回の新サービスがどれだけ利用されることになるのか、注目したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]ヒロトモエナジー
 http://www.hirotomo.biz/
・[2]神原汽船
 http://www.kambara-kisen.co.jp/
posted by 管理人 at 22:13 | Comment(0) | 試験・検査

福岡市のシステム・ジェイディー社が、太陽光発電システムでのモジュール不具合を自動検出できる装置「SOKODES」を開発

福岡市の「システム・ジェイディー」社が、太陽電池モジュール不具合自動検出する装置「SOKODES(ソコデス)」を開発したとのこと。

(ニュース記事)
・業界初 太陽電池アレイの障害位置を早期に発見 システム・ジェイディー、太陽電池アレイテスター「SOKODES」を販売(@Press)
 http://www.atpress.ne.jp/view/25679

上記URL先ページによると、この装置の概要は

・背景:
 従来は太陽光発電システムにおいて、モジュール単位での障害個所の特定が難しく、メンテナンス上の課題となっていた。

・主な機能・特徴:
 複数の太陽電池モジュールの電気抵抗同時計測して、配線の接続不良などを即座に検知し、障害個所を特定できる。
 下記の3つの「S」を特徴とする。
 ・「Safety」:
  接続箱から測定するため、使用時に屋根に上る必要が無い。
 ・「Speedy」:
  傷害箇所の発見を容易・迅速に行える。
 ・「Simplicity」:
  簡単なキー操作で測定可能。
  また、測定結果は大型液晶に表示できる。

・想定用途:
 一般住宅〜産業施設までの太陽光発電システムの
 ・取付時
 ・定期点検時
 ・異常時
 の検査に使用できる。

・主な仕様:
 ・外形寸法:幅116mm×奥行51.5mm×高さ226mm
 ・重量:690g(電池込み)
 ・障害位置検出:
  ・測定単位:単一ストリング
  ・ストリング長:20枚以下(54セルモジュール相当)
  ・検出可能抵抗:直列抵抗10Ω相当以上
  ・測定時間:20秒以下
 ・電源:単3乾電池4本(連続測定時間は8時間)
 ・PC/プリンタインタフェース:Bluetooth、USB

・販売・製造体制:
 新設する「ソコデス」社に製造・販売をアウトソースする。
・販売目標:年間100
・価格:48万3,000円(消費税込)
 ※普及版も開発中。(2012年内の発売が目標)

等となっています。


最近の僅か数日間で、設置済み太陽電池モジュールの不具合チェック装置やシステムの発表が相次いでいますが、固定価格買取制度の導入を前にして、これらの製品・サービスに対する需要も急激に高まっている、ということなんでしょうか。


※参考サイト・ページ
・[1]システム・ジェイディー
 http://www.system-jd.co.jp/
posted by 管理人 at 22:08 | Comment(0) | 試験・検査

2012年02月25日

滋賀県の「アイテス」社が、屋外設置の太陽電池パネルをスキャンするだけで発電状況を点検できる装置「Solamente」を開発

滋賀県の「アイテス」社が、太陽電池パネルの発電状況を簡単に点検できる装置「Solamente(ソラメンテ)」を開発したとのこと。

(ニュース記事)
・株式会社アイテス 屋外ソーラーパネル点検装置 「Solamente(ソラメンテ)」を発表(ValuePress!)
 http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=92520

(アイテス社のサイト内ページ)
・第5回 国際太陽電池展 PV EXPO 2012 に出展します
 http://www.ites.co.jp/new/new120220.html
・Solamente
 http://www.ites.co.jp/panel/pv/solamente.html

上記URL先ページによると、装置の概要は

・主な特長:
 ・屋外設置された太陽電池パネルの発電状況を、非接触で点検できる。
 ・1枚のパネルの点検を、短時間で実施できる。
 ・メガソーラー住宅用システムの両方に対応可能。
 ・コンパクトな装置により、作業負担を軽減する。
 ・エクステンションパーツにより、高所設置の太陽電池パネルの点検にも対応。

・使用方法:
 昼間(太陽電池パネルの発電時)に、パネルの表面スキャンする。
 (パネルの配線に接続する必要が無い)
 この際にパネルの発電を感知すると、
 ・LEDの発光
 ・ブザー音
 ・本機の振動
 で通知する。

・出荷開始時期:2012年6月の予定
・出荷地域:全国

等となっています。


アイテス社のサイトに本装置(プロトモデル)の写真が掲載されており、個人的にはその小型さや外観のシンプルさに非常に驚きました。

動作原理や販売価格など、今後の更なる情報公開に強く期待したいところです。
posted by 管理人 at 08:38 | Comment(0) | 試験・検査

テュフ ラインランド ジャパンが、太陽光発電システムの評価試験サービスを開始

テュフ ラインランド ジャパン」社が、太陽光発電システム評価試験サービスを開始したとのこと。

(ニュース記事)
・テュフラインランド、太陽光発電システムの評価試験サービスを開始(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=303733&lindID=1

(テュフ ラインランド ジャパンのサイト内ページ)
・テュフ ラインランド ジャパン、 太陽光発電システム評価試験サービスを開始
 http://www.tuv.com/news/jp/japan/about_us_jp/press_2/news_1/newscontentjp_88961.jsp/PV,%20PV%20system.%20PV%20test

上記URL先ページによると、サービスの概要は

・主な特徴:
 ・実際に太陽光発電システムを屋外設置した場合の、環境による
  ・動作状況
  ・発電量
  等を調査することができる。
 ・特定の
  ・太陽電池モジュール
  ・パワーコンディショナー
  の組合相性を評価することが可能。
  (試験条件は、顧客の要望に応じて対応できる)
 ・「住宅用太陽光発電導入支援対策補助金」の対象製品への登録を希望する
  ・太陽電池モジュールのメーカー
  ・同・輸入業者
  は、本サービスで発行される試験成績書を用いて、J-PECに登録することが可能。

・設備:
 小規模な住宅用太陽光発電システムを、テュフ社の屋外試験施設に設置。
 太陽電池モジュール数十枚を、専用の太陽光発電用架台に取り付け、パワーコンディショナー経由で電力系統に接続する。

・試験内容:
 上記の設備設置後、一定期間(通常は数週間)連続的に、下記データを測定する。
 ・関連するシステム特性
  ・交流・直流の電流・電圧・電力
  ・モジュールの温度
  等。
 ・気象データ
  ・日射強度
  ・周辺温度
  ・風速
  等。
 そして試験終了後は、試験結果をまとめた報告書を発行し、顧客に提出する。

・提供対象者:
 ・太陽電池モジュールのメーカー輸入業者
 ・太陽光発電システムの販売会社・施工事業者

等となっています。


太陽電池モジュールとパワコンの相性も評価できるというのが興味深いですが、日本でもメーカーによるシステムの一括提供だけでなく、各社の機器を組み合わせて発電システムを構成する動きが出てきている、ということなんでしょうか。
posted by 管理人 at 08:34 | Comment(0) | 試験・検査

2012年02月23日

デンケンが、サイズが自社従来機比1/5・価格が1/2の太陽電池モジュールテスターを、2012年4月に発売予定

大分県の「デンケン」社が、大幅な小型化・低価格化を実現した太陽電池モジュールテスターを、2012年4月に発売する予定とのこと。

(ニュース記事)
・デンケン、安価でサイズ5分の1の太陽電池モジュールテスター開発(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201202220004.html

上記URL先ページによると、今回の製品の概要は

・構成:
 ・模擬太陽光源(ソーラーシミュレーター)装置
 ・電流・電圧テスター
・機能:
 測定対象の太陽電池モジュールにソーラーシミュレーターを照射。
 これにより得られる電流・電圧値を測定し、発電効率を検査する。
・測定対象:
 ・結晶系
 ・CIS化合物系
 の太陽電池。
・サイズ:幅580mm×長さ1,600mm×奥行き700mm(同社従来機の1/5
・照射面積:21.2m
・パルス照射時間:0.01
・価格:980万円(同社従来機の半額
・販売目標:初年度は10

等となっています。


当ブログでチェックしてきた限りでも、デンケン社は太陽電池向け検査機器の開発・販売に意欲的に取り組んでいることが感じられますが、今回は自社従来品から劇的な小型化・低価格化を実現しているという点に驚きました。

低価格でコンパクトな検査機器が、太陽電池モジュール自体のコストダウン・品質維持にもつながることを期待したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]太陽電池検査装置(「デンケン」社のサイト内)
 http://www.dkn.co.jp/ss_pv/index.shtml
posted by 管理人 at 23:33 | Comment(0) | 試験・検査

2011年11月30日

コニカミノルタセンシングが、擬似基準太陽電池セル「Reference PV Cell AK-120/130/140」(3接合型太陽電池用)・「AK-300」(色素増感太陽電池用)を2012年2月に発売予定

コニカミノルタセンシング」社が、擬似基準太陽電池セルの新製品

・「Reference PV Cell AK-120/130/140」(3接合型太陽電池用)
・「Reference PV Cell AK-300」(色素増感太陽電池用)

を、2012年2月に発売する予定とのこと。

(ニュース記事)
・コニカミノルタ、3接合型太陽電池専用の擬似基準太陽電池セルを発売(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=297848&lindID=4

(コニカミノルタセンシング社のサイト内ページ)
・世界初 3接合型太陽電池専用 擬似基準太陽電池セル「Reference PV Cell AK-120/130/140」 新発売
 http://www.konicaminolta.jp/about/release/2011/1129_02_01.html
・世界初 色素増感太陽電池専用 擬似基準太陽電池セル「Reference PV Cell AK-300」 新発売
 http://www.konicaminolta.jp/about/release/2011/1129_01_01.html

上記URL先ページによると、製品の概要は、

・背景:
 ・太陽電池の性能評価においては、ソーラーシミュレータ(擬似太陽光)の光を照射し、国際的な標準試験条件「STC(Standard Test Condition、放射強度1kW/m2、温度25度、AM1.5G)における特性を測定する。
 ・ソーラーシミュレータの照射光を、基準太陽光(STC条件の一つ)と同等に設定する際は、ISO17025ラボ認定取得機関(産業技術総合研究所など)で校正された「基準太陽電池」(擬似基準太陽電池を含む)を使用する。
  太陽電池の性能評価を正確に行うには、この基準太陽電池セルの
  ・光学的特性
  ・安定性
  が非常に重要となる。
 ・しかし、
  ・3接合型太陽電池
  ・色素増感太陽電池
  においては、専用の擬似基準太陽電池セルがこれまで無く、ソーラーシミュレータの高精度な調整が行えなかった。

・主な特長:
 産業技術総合研究所との共同開発。
 ・安定した結晶シリコン系太陽電池セルの上に、独自設計の光学フィルターを装着。
  ・高精度(スペクトルミスマッチ誤差はプラスマイナス1%以下)
  ・高い耐光性能
  ・多重反射の抑制(多重反射による誤差はゼロ)
  を確保している。
 ・標準試験条件における短絡電流値が付属しており、購入後は直ぐに使用できる。
 ・「Reference PV Cell AK-300」では、色素増感太陽電池における代表的な色素「N-719」の分光感度に近似させている。

・主な仕様:
 ・「Reference PV Cell AK-120/130/140」:
  ・種類と用途:
   ・AK-120(トップ用)
   ・AK-130(ミドル用)
   ・AK-140(ボトム用)
  ・サイズ(3種とも同じ):幅120mm×奥行90mm×高さ21.5mm
   ・受光面積:20mm四方
   ・開口部面積:47mm四方
  ・質量(3種とも同じ):600g
  ・標準価格:各48万円(税別)
 ・「Reference PV Cell AK-300」:
  ・サイズ:幅120mm×奥行90mm×高さ21.5mm
   ・受光面積:10mm四方
   ・開口部面積:47mm四方
  ・質量:600g
  ・標準価格:38万円(税別)

・発売時期:2012年2月の予定

等となっています。


両方とも「世界初」というのが凄いですが、コニカミノルタセンシングがこれまで擬似基準太陽電池セルの製品化で培ってきた経験・技術が活用された、ということなんでしょうか。

今回の製品の発売が、3接合型・色素増感型各々の太陽電池開発の、世界的なスピードアップにつながることを、期待したいです。
posted by 管理人 at 09:28 | Comment(0) | 試験・検査

2011年11月19日

レーザーテック社が太陽電池セル用測定器「SR-MAP」を開発、6インチセル全面の分光感度・量子変換効率の分布測定を実行可能

レーザーテック社が、太陽電池セルの分光感度・量子変換効率を可視化する測定器SR-MAP」を開発したとのこと。

(ニュース記事)
・レーザーテック、太陽電池分光感度分布測定機「MAPシリーズ SR−MAP」を開発(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=296967&lindID=4

(レーザーテック社のサイト内ページ)
・新製品 太陽電池分光感度分布測定機 「MAPシリーズ SR-MAP」を開発
 http://www.lasertec.co.jp/topics/2011/-map-sr-map.html
・太陽電池分光感度分布測定機MAPシリーズ SR-MAP
 http://www.lasertec.co.jp/products/environment/solar/SR-MAP.html

上記URL先ページによると、

・主な特徴・機能:
 ・太陽電池の出力性能(変換効率)に直結する
  ・分光感度
  ・量子変換効率(QE)
  について、セル内(全面、指定エリア、指定ポイント)の分布を測定できる。
 ・既存製品「MAPシリーズ」(2009年発売)と同じく、
  ・ライン照明によるセル全面の走査
  ・CT(Computed Tomography)演算
  を採用。
  6インチセル全面の分光感度・QEの分布測定を、高速で実行できる。
  (※一般的な分光感度測定装置では、太陽電池セル内の狭いエリア(mm〜30mm四方程度)が測定範囲)
 ・測定光にライン照明を採用したことで、高S/N比を実現している。
 ・最小エリア分解能100μm。
  従来の分光感度測定装置では困難とされていた、非常に狭いエリアの測定も可能としている。
 ・任意の単色光における、
  ・全面
  ・指定エリア
  ・指定ポイント
  のI-V特性を測定できる。
 ・オプションとして、
  ・温調ユニット
  ・各種太陽電池仕様に合わせた測定ホルダー
  を用意。

・用途:
 ・各種太陽電池の分光感度とQEの測定・分布評価
 ・結晶系太陽電池セルの拡散、表面、裏面パッシベーション効果の分布評価
 ・PV構成機能材料の分光特性評価(EVA、波長シフターのドープ分布評価など)

・主な仕様:
 ・装置サイズ:幅1,500mm×奥行800mm×高さ1,400mm
 ・本体重量:200kg
 ・測定セルサイズ:160mm×最大160mm
 ・エリア分解能:100μm
 ・測定波長範囲:390〜700nm(※350〜1,300nmまで対応予定)
 ・測定時間:約4時間
  (6インチセルを、390〜700nmの範囲で10nm間隔で測定した場合)

・開発:
 ・財団法人「神奈川科学技術アカデミー」
 ・東京工業大学
 の協力を得ている。

・受注開始時期:2012年1月

等となっています。


1インチ=約2.5cmとのことなので、今回の新測定器の測定可能範囲は最大15cm四方となり、従来の測定器(最大3cm四方)より急激に拡大していることに驚きます。

また更に、従来の装置より狭いエリアの測定も可能になっているとのことで、レーザーテック社の技術の進歩の速さが、強く感じられます。


※参考サイト・ページ
・[1]レーザーテック
 http://www.lasertec.co.jp/
・[2]インチ(ウィキペディア)
posted by 管理人 at 01:17 | Comment(0) | 試験・検査

2011年11月09日

大分県の「デンケン」社が、海外製太陽電池パネルの品質管理を行うコンサルティング事業を開始

大分県の「デンケン」社が、自社の計測装置を活用して海外製太陽電池パネル品質管理を行う、コンサルティング事業を開始したとのこと。

(ニュース記事)
・デンケン、海外製太陽電池パネルの品質管理コンサル開始(日刊工業新聞)
 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620111109hhad.html

(デンケン社のサイト内ページ)
・太陽電池パネル輸入コンサルティングサービス
 http://www.dkn.co.jp/ss_pv/consulting.shtml

上記URL先ページによると、事業の概要は、

・背景・目的:
 日本国内で太陽光発電システムの普及が進む中で、自社が培ってきた検査技術・運用ノウハウを活用し、安価な海外製品における
 ・品質
 ・長期信頼性
 の確保を図る。
 デンケン社では同事業を、太陽光発電システム事業の柱に育成することを狙う。

・対象顧客:太陽電池パネルの輸入・設置業者、機関

・サービス内容:
 顧客が輸入する太陽電池パネルについて、自社の機器「モジュールテスター」「ELテスター」を用いて
 ・電流電圧特性
 ・パネル内部の微細な割れ
 を可視化し、製品の組み立て状態検査・確認を行う。
 (検査結果はリポートにまとめて提供される)
 この検査により異常が確認された場合、
 ・顧客
 ・輸入元(太陽電池モジュールメーカー)
 間での合意が得られれば、メーカーの
 ・工場の診断
 ・製造工程間の課題抽出、改善策の提案
 を行う。

・費用:パネルの検査枚数などにより異なる。

・受注目標:初年度10件程度

等となっています。


デンケン社については、当ブログでチェックしてきた限りでも、太陽電池分野向け測定機器で意欲的な取り組みを行っていると感じますが、今回は更にそれを推し進めたサービスを開始したということで、同社の同分野における注力・期待の強さが伺える気がします。

海外製パネルの品質については、まだ日本市場への参入が浅いこともあり、個人的にも疑問はどうしても拭えないので、今回のサービスで実情が明らかになってくることを期待したいところです。
posted by 管理人 at 14:34 | Comment(0) | 試験・検査

2011年11月03日

オリックス・レンテックが、太陽電池・蓄電池などの性能評価・信頼性試験を受託実施するサービスを開始

オリックス・レンテック」社が、再生可能エネルギー関連機器(太陽電池、蓄電池など)の性能評価や信頼性試験を、メーカーから受託して行うサービスを開始するとのこと。

(ニュース記事)
・太陽光パネル他、再エネ機器の性能評価サービスセンターが開設(環境ビジネス)
 http://www.kankyo-business.jp/news2011/20111101_a.html

(オリックス・レンテック社のサイト掲載資料)
・再生可能エネルギー関連機器の試験サビスを開始 〜専用試験場「神戸試験センター」を開設〜
 http://www.orixrentec.jp/data/news/20111027/kobe-center.pdf

上記URL先ページによると、今回の事業の概要は、

・背景:
 ・再生可能エネルギー市場
 ・上記に伴う蓄電池市場
 の拡大を受けて、国内外メーカーにおいては、製品や部品・部材の信頼性(長期耐久性など)向上のための試験需要が高まっていることから、
 ・研究開発設備の導入
 ・試験体制の構築
 が急務とされている。
 今回のサービス提供は、顧客の
 ・設備導入コストの削減
 ・研究開発の支援
 につながることが期待される。

・サービス内容:
 ・太陽電池パネル試験
 ・蓄電池充放電試験
 ・信頼性評価試験
 を受託し、常駐エンジニアが顧客の製品や部品・部材の長期耐久性試験を行う。
 また、顧客が試験室を一定期間使用して、自由に試験・検査を行うことも可能。

・主な特徴:
 顧客の開発ニーズにマッチした各種大型試験装置を取り揃えている。
 また国内大手レンタル会社として、試験に必要な各種測定器を、迅速に用意することが可能。

・専用試験場「神戸試験センター」:
 ISO/IEC17025に基づくセキュリティ管理を採用している。
 ・場所:神戸市須磨区
 ・構成:
  ・「太陽光パネル試験エリア」:
   ・主な特徴:
    大型パネル対応の試験装置を用意。
    また、長期信頼性評価試験にも対応できる。
    (実際の製造製品での加速試験が可能)
   ・設備:
    ・X線観察装置(最大観察サイズは2,000mm×1,500mm)
    ・機械式荷重試験装置(同上)
    ・高温高湿試験装置
    ・温湿度サイクル試験装置(内寸は幅1,200mm×高さ2,000mm×奥行2,200mm)
  ・「蓄電池充放電エリア」:
   ・主な特徴:
    ・太陽光発電市場
    ・風力発電市場
    ・電気自動車市場
    など向けの大型蓄電池の開発に必要な、充放電試験に対応する。
  ・「信頼性試験エリア」:
   ・主な特徴:
    試験〜検査までのワンストップでの評価試験が可能。
   ・設備:
    ・大型のヒートショック試験装置(内寸は幅970mm×高さ460mm×奥行670mm)
    ・恒温恒湿装置
    等。

等となっています。


国内企業が、太陽電池などの試験の受託サービスを手がけるというのは、私が知る限りではかなり珍しいと感じます。(というより、他に知らない)

個人的には、製品の試験をメーカー以外の企業が請け負うことで、メーカーの負担が軽減され、それが製品の価格ダウンにもつながることを期待したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]オリックス・レンテック
 http://www.orixrentec.jp/
posted by 管理人 at 10:14 | Comment(0) | 試験・検査