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2011年05月17日

「田原電機製作所」が、薄膜シリコン太陽電池向けの「太陽電池アレイチェッカー TSC-PD04」を発売、測定精度を20倍に向上

東京都府中市の「田原電機製作所」が、薄膜シリコン太陽電池向けの携帯型評価装置「太陽電池アレイチェッカー TSC-PD04」を発売したとのこと。

(ニュース記事)
・田原電機、測定精度20倍の薄膜太陽電池評価装置を発売:日刊工業新聞
 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320110516bjaj.html?news-t0516

上記URL先ページによると、製品の概要は、

・用途:
 太陽電池の電流-電圧特性を測定するもので、太陽電池パネルの受け入れや施工検査に使用される。
 (パネルの電圧測定のみでは、
  ・欠線不良
  ・セルの不良
  を発見しづらい)
・主な特徴:
 ・装置はアタッシェケースに収納し、持ち運びを簡単に行える。
 ・低電流である薄膜太陽電池の検査用として、電子負荷方式を採用し、測定精度20倍にアップしている。
・価格:29万
・想定販売先:太陽光発電システムの施工会社
・販売目標:初年度に100

等となっています。


個人的には、薄膜シリコン型太陽電池の普及が国内で進んでいるというイメージがありませんが、今回、施工会社向けに薄膜型向けの測定装置が製品化されたのは、今後は販売・普及拡大の可能性がある、ということなんでしょうか。


※参考サイト・ページ
・[1]田原電機製作所 TAHARA ELECTRIC CO.,LTD. PLCソフト PLCリプレース
 http://www.tahara.co.jp/
・[2]太陽電池アレイチェッカー Solar Array Checker 田原電機製作所 TAHARA ELECTRIC CO.,LTD.
 http://www.tahara.co.jp/solar.html
posted by 管理人 at 08:00 | Comment(0) | 試験・検査

2011年05月11日

NTTファシリティーズが、山梨県北杜市に実証施設「Fソーラーテクノパーク(仮称)」を構築する方針

NTTファシリティーズ」社が、山梨県北杜(ほくと)市に、太陽光発電の実証サイトFソーラーテクノパーク(仮称)」を構築する方針とのこと。

(ニュース記事)
・【NTTファシリティーズ】多種多様な太陽電池を導入した太陽光発電実証サイト「Fソーラーテクノパーク(仮称)」の構築について *システムインテグレーターとして太陽光発電のさらなる進化を目指して*
 http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=77409

(NTTファシリティーズのサイト内ページ)
・多種多様な太陽電池を導入した太陽光発電実証サイト「Fソーラーテクノパーク(仮称)」の構築について
 http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei23/h23-0510.html

上記URL先ページによると、計画の概要は、

・背景・目的:
 ・NTTファシリティーズは、太陽光発電のシステムインテグレーターとして、その導入企画・立案・施工・運用までを一元的に手がけている。
  特に、設置容量1MW超の大規模施設で国内日本トップクラスの実績を持ち、現在までの導入実績は、中小容量も含め全国750箇所・計25MWに達する。
  また山梨県北杜市では、NEDOの委託事業 「大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究」で、同市と共同で2006〜2010年度の5年間に渡り、下記3つの研究課題に取り組んだ。
  ・複数の系統安定化技術を具備したパワーコンディショナーの開発
  ・導入種類数としては世界一となる、大規模太陽光発電システムの特性評価
  ・環境性に優れた先進的架台の開発
 ・今回は上記の経験・実績に基づき、国内外企業の協力を得つつ更に技術力を発展させ、より低コスト・高信頼性の太陽光発電システムを提供することを目指して、新しい実証サイトを構築する。
  同サイトでは、隣接する「北杜サイト太陽光発電所」とともに、最先端の太陽光発電システムのノウハウを蓄積する世界的な実証サイトとしてのポジションを目指す。

・場所:山梨県北杜市長坂町の塚川地区・夏秋地区
 (北杜市の全面協力を受ける)

・規模:
 ・2011年度:240kW
  (その後、必要に応じて設備を拡張する)
 ・最終的な規模:2MW程度(約4万m2)を想定している。

・エリア:
 下記の3エリアに分けて構築する。
 (モジュール評価エリア
  国内外の最新太陽電池(4か国・16種類)を導入し、長期的な運用評価を実施する。
  (※NEDOの委託事業で評価した太陽電池モジュールは27種類。
    しかし、約4年前の製品)
  これにより、実環境における太陽電池の各種特性(発電特性、劣化特性など)を明らかにしていく。
  また、技術進歩に追従するため、定期的に最新の太陽電池を追加導入し、実証評価を行っていく。
 (架台検証エリア
  独自開発した、
  ・地盤沈下対策架台(ジャッキアップ機構により、架台レベルを調整可能)
  ・手動式傾斜角可変架台
  等の先進的な架台について、設置評価を行う。
 (設計技術検証エリア
  太陽光発電システムの設計・運用に関して、下記の検証・評価を行い、最適なシステム設計を目指す。
  ・設計:
   ・太陽電池の結線方法
   ・太陽電池とパワーコンディショナーのマッチング
   による発電特性への影響を評価し、より最適なシステム設計技術の確立を目指す。
  ・運用:
   不具合の早期発見・復旧を実現するため、
   ・現場での不具合対応方法の検証
   ・不具合発生時における発電特性の明確化
   に取り組み、不具合対策に関する知見を蓄積する。

等となっています。


今回の新サイトでは、基本的にはNEDOの委託事業における研究内容を引き継いでいると見受けられますが、新しい架台の評価、また結線方法などが発電特性に及ぼす影響など、実際の設置・運用に直結する取り組みが多いようで、個人的にも非常に興味を引かれます。
(ただ、NTTファシリティーズの事業・実績を考えると、住宅用というよりはあくまで大規模発電施設向けの取り組み、ということでしょうか?)


※参考
・[1]NTTファシリティーズ
 http://www.ntt-f.co.jp/index.html
・[2]北杜市 トップページ
 http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto/index.jsp
posted by 管理人 at 06:57 | Comment(0) | 試験・検査

2011年03月26日

「TUV Rheinland PTL」が、北米での太陽光発電の安全マーク「ANSI/UL 1703」の認証発行を承認される

太陽光発電の試験機関「TUV Rheinland PTL, LLC」が、「OSHA(米国労働安全衛生局)」から、北米で要求される太陽光発電の安全マークANSI/UL 1703」の認証発行の承認を受けたとのこと。

(ニュース記事)
・テュフ ラインランド PTLがOSHAからANSI/UL 1703認証の認定を取得 | Business Wire
 http://www.businesswire.com/news/home/20110324006898/ja/
・テュフ ラインランド、米労働安全衛生局より太陽光発電の安全マーク「ANSI/UL 1703」の認証の認定を取得 | グローバルプレス | 環境とCSRの専門メディア ecool(エクール)
 http://www.ecool.jp/global_press/2011/03/tuv11-0325.html

(各社のサイト掲載資料)
・テュフ ラインランド PTLがOSHAからANSI/UL 1703認証の認定を取得 北米での太陽光発電の安全性要求事項を満たす鍵となる認証 | TÜV Rheinland
 http://www.tuv.com/news/jp/japan/about_us_jp/press_2/news_1/newscontentjp_39168.jsp/%E3%83%86%E3%83%A5%E3%83%95%20%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%20PTL%E3%81%8COSHA%E3%81%8B%E3%82%89ANSI%EF%BC%8FUL%201703%E8%AA%8D%E8%A8%BC%E3%81%AE%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E3%82%92%E5%8F%96%E5%BE%97%20%E5%8C%97%E7%B1%B3%E3%81%A7%E3%81%AE%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%85%89%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%81%AE%E5%AE%89%E5%85%A8%E6%80%A7%E8%A6%81%E6%B1%82%E4%BA%8B%E9%A0%85%E3%82%92%E6%BA%80%E3%81%9F%E3%81%99%E9%8D%B5%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8B%E8%AA%8D%E8%A8%BC
・TUV RHEINLAND PTL RECEIVES OSHA APPROVAL FOR ANSI/UL 1703 CERTIFICATION(TUV Rheinland PTL社)
 http://www.tuvptl.com/doc/TUVP253_Final_1703_Release_NK.pdf

上記URL先ページによると、この「ANSI/UL 1703」認証は、注目が高まっている米国市場参入の鍵となる、重要な要求事項の一つとのことで、同社の北米地域ソーラーサービス・ビジネスフィールドマネジャーであるR・ボジツェビッチ氏は、

・「TUV Rheinland PTL」は今回の認証により、「NRTL(米国国家試験認証機関)」となり、テュフ ラインランド グループとして世界レベルで顧客にサービス提供を行うための大事な要素が一つ増えた。
・今回の認定は、テュフ ラインランド グループにおける
 ・技術力のアップ
 ・世界でのサービスエリア拡大
 につながるもので、全世界の顧客向けに更なるサービスの充実を実現するものである。

等の内容のコメントを発表したとのことです。

ちなみに、自社製品の試験をテュフ ラインランドで行っている太陽電池モジュールメーカーは、現在約80%に上っているとのことです。


ニュース記事等では、TUV Rheinland PTLについて「北アメリカ最大の太陽光発電試験機関」と紹介されていますが、今回の認定はテュフラインランドグループの中の同社に留まるもの、ということなんでしょうか?

ちょっと調べた限りでは、「ANSI/UL 1703」がどのような内容なのかを確認できませんでしたが、この認定が、テュフラインランドグループの日本での活動、また日本の太陽光発電関連メーカーの事業にどのような影響を及ぼすものなのかが、気になるところです。


※参考
・[2]TÜV Rheinland PTL, LLC
 http://www.tuvptl.com/index.htm
・[1]Occupational Safety and Health Administration - Home
 http://www.osha.gov/
posted by 管理人 at 01:45 | Comment(0) | 試験・検査

2010年12月16日

コニカミノルタセンシングが、アモルファスシリコン・マイクロシリコンのタンデム型太陽電池用の擬似基準太陽電池セル「Reference PV Cell AK-100/110」を発売

コニカミノルタセンシング社が、

・アモルファスシリコン
・マイクロ(微結晶)シリコン

タンデム型太陽電池用の擬似基準太陽電池セルReference PV Cell AK-100/110」を発売するとのこと。

(ニュース記事)
・コニカミノルタ、タンデム型太陽電池用の擬似基準太陽電池セルを発売(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=268920&lindID=4

(コニカミノルタ社のサイト内資料)
・タンデム型太陽電池用の擬似基準セルReference PV Cell AK-100/110 | コニカミノルタ
 http://www.konicaminolta.jp/about/release/2010/1215_01_01.html

上記URL先ページによると、製品の詳細は、

・背景:
 太陽電池の性能評価では、ソーラーシミュレータ(擬似太陽光)の光を照射して、国際的な標準試験条件(STC)での特性(最大出力電力など)を測定する。
 このソーラーシミュレータの照射光を、STC条件の一つ「基準太陽光」と同等に設定する際には、ISO17025認証取得機関(産業技術総合研究所など)で校正された「基準太陽電池(擬似基準太陽電池を含む)」が用いられる。
 このため、太陽電池の性能評価を正確に行う上では、基準太陽電池セルの
 ・光学的特性
 ・安定性
 が重要となる。
 しかし、タンデム型太陽電池の評価用の従来の擬似基準太陽電池セルでは、上記の点に多くの技術的課題が存在しており、ソーラーシミュレータを高精度に調整することができなかった。
・開発:
 ・産業技術総合研究所
 ・コニカミノルタ
 の共同研究による。
・特徴:
 ・安定した結晶シリコン系太陽電池セルの上に、独自設計の光学フィルタを装着。
  これにより、精度・安定性を、従来のセルから格段に向上した。
  ・スペクトルミスマッチ誤差は1%以下。
  ・ソラリゼーション(光照射の影響による特性の変化)を大幅に軽減。
 ・光学系の改善を図り、多重反射による誤差(通常品では1.3%)をゼロとしている。
 ・産業技術総合研究所での校正が可能。
・想定メリット:
 タンデム型太陽電池の評価は、従来は特別な試験機関以外では難しいとされていた。
 これが今回の製品を用いることで、太陽電池の開発・生産の現場において、信頼性の高い測定値が得られ、タンデム型太陽電池の研究開発のスピードアップ・普及につながる、と考えられる。
・標準価格(税別):各43万
・発売日:2010年12月16日

等となっています。


結晶シリコン型基準太陽電池セルの既製品「Reference PV Cell AK-200」がつい先日発表されたばかりですが、今回の製品といい、それだけ太陽電池の検査の負担軽減・精度向上に対する需要が高まってきている、ということでしょうか。
posted by 管理人 at 08:24 | Comment(0) | 試験・検査

産総研吸収センターに、太陽電池モジュールの発電量・耐久性の評価設備が開設、寿命30年以上のモジュールの開発を目指す

産業技術総合研究所九州センター」(佐賀県鳥栖市宿町)に、太陽電池モジュールの発電量や耐久性を調査するための評価設備が開設されたとのこと。

(ニュース記事)
・長寿命太陽電池開発へ、鳥栖市に国内初の研究施設/佐賀のニュース :佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの
 http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1785864.article.html

(産総研の発表資料)
・産総研:太陽光発電研究センター 太陽電池モジュール信頼性評価連携研究体
 http://unit.aist.go.jp/rcpv/ci/r_teams/module/index.html

上記URL先ページによると、今回の施設は国内初のものとのことで、詳細は、

・背景・目的:
 九州には太陽電池メーカーが集積しており、2009年10月には、
 ・太陽光発電技術研究組合
 ・民間企業33社
 ・協力機関10団体
 ・産総研
 で共同事業体「高信頼性太陽電池モジュール開発・評価コンソーシアム」を結成している。
 今回の評価設備では、産総研が軸になることで技術向上を図る。

・取り組み:
 民間企業と協力して、
 ・市販の最新型太陽電池
 ・新部材を用いた電池
 等の試験を行い、長寿命(30年以上)の太陽電池の開発を目指す。

・設備:
 ・実用サイズ(1.5m程度)の薄膜・結晶系モジュールの試作装置
 ・試験装置
 ・太陽電池の屋外暴露試験長期耐用試験用の架台:
  ・素材:コンクリート製
  ・長さ:20m
  ・設置個数:縦58m・横76mの広場に、30個を設置している。
  ・太陽電池モジュールの設置規模:約50kW相当(約100kWまで拡張可能)

・その他:
 評価設備の完成に合わせ、新たに「太陽電池モジュール信頼性評価連携研究体」(常駐研究員4名)を立ち上げている。

等となっています。

またニュース記事では、12月7日に行われた完成記念講演会における、産総研の野間口有理事長の

・「太陽電池は日本が先導したが世界の追い上げが急になっている。
  信頼性、性能向上が課題」

とのコメントが紹介されています。


昔から各メーカーが太陽電池の研究開発に取組んできた日本において初の評価設備、というのはかなり意外に感じましたが、今回の新設備完成により、日本メーカー製の太陽電池の更なる性能向上が期待できる、ということでしょうか。
posted by 管理人 at 08:19 | Comment(0) | 試験・検査

経産省がアジア各国と共同で、アジアの気候・風土に適する太陽電池などの性能評価方法の確率を目指す

経済産業省が、アジアの気候・風土に適する太陽電池などの性能評価方法国際標準化作業を、アジア各国と共同で取組む方針とのこと。

(ニュース記事)
・経産省、アジア各国と家電・太陽電池の性能評価方法を国際標準化:日刊工業新聞
 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320101214aaaw.html?news-t1214

上記URL先ページによると、詳細は、

・背景・目的:
 家電や太陽電池の
 ・省エネ性能
 ・耐久性
 は、使用される地域の気候風土に影響される。
 今回は、アジアの環境に適する評価方法を定着させ、客観的・公平な性能評価を行える基盤を整備する。

・取り組み:
 ・省エネルギー型家電
 ・太陽電池
 について、日本側の実施主体と相手国の試験機関が協力し、
 ・冷蔵庫とエアコンの消費電力量
 ・太陽電池の長期耐久性(製品寿命)
 等、アジアの気候風土(高温多湿)に適合する試験・評価方法の確立を目指す。
 そして確立できたものから、国際標準化機構(ISO)等への共同提案や認証分野の協力を推進する。

・相手国:
 ・インドネシア
 ・タイ
 ・マレーシア
 ・ベトナム
 等の東南アジア各国が中心となる見込み。

・今後の予定:
 2011年1月末〜2月にかけ、日本側の実施主体を決定する。

等となっています。


例えば自動車でも、乾燥している米国向けと高温多湿な日本向けでは車体の腐食に対する耐久性が異なっている、と聞いたことがありますが、太陽電池モジュールにおいても、使用する地域により仕様を変える必要がある、ということなんでしょうか。

具体的に、どのような独自の試験・評価方法が創出されることになるのか、今後が気になるところです。


※参考
・[1]経済産業省のWEBサイト / Ministry of Economy, Trade and Industry
 http://www.meti.go.jp/index.html
posted by 管理人 at 08:17 | Comment(0) | 試験・検査

2010年12月08日

コニカミノルタセンシングが、国内初の既製品となる結晶シリコン型基準太陽電池セル「Reference PV Cell AK-200」を発売予定

コニカミノルタセンシング」社が、結晶シリコン型基準太陽電池セルReference PV Cell AK-200」を発売する予定とのこと。

(ニュース記事)
・コニカミノルタ、導入の時間とコストを大幅に低減できる結晶シリコン型基準太陽電池セルを発売(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=268254&lindID=4
・コニカミノルタセンシング 既成品として国内初の基準太陽電池セルを発売 - 環境ビジネス.jp
 http://www.kankyo-business.jp/news2010/20101207a.html

(コニカミノルタ社のサイト内資料)
・製品情報-AK-200 | コニカミノルタ
 http://www.konicaminolta.jp/instruments/products/solar_battery/ak-200/index.html

上記URL先ページによると、今回の製品の詳細は、

・背景:
 太陽電池の性能評価は、ソーラーシミュレータ(擬似太陽光)の光を照射して、国際的な標準試験条件(STC)での特性(太陽電池の最大出力電力など)を測定することで行われる。
 一方、ソーラーシミュレータの照射光を、STCでの条件の一つである「基準太陽光」と同等に設定するには、ISO17025認証取得機関(産業技術総合研究所など)で校正された「基準太陽電池」を用いる必要がある。
 このため、太陽電池の性能評価を正確に行うためには、基準太陽電池セルの
 ・光学的特性
 ・安定性
 が非常に重要となる。
 この基準太陽電池セルを調達するには、これまでは、
 ・測定者が、自身で作成する。
 ・専門業者にオーダーメイドで注文する。
 という手段しかなかった。
 更に、太陽電池性能の測定値を公式なデータとするためには、産業技術総合研究所の校正を受ける必要があるが、このときにまず基準太陽電池セル自身が、校正の受け入れレベルをクリアしていなければならない。

・特徴:
 ・基準太陽電池セルでは国内初のレディーメイド製品として、
  ・ソーラーシミュレータの光量調整に必要な機能を全て揃えた状態
  ・導入し易い価格設定
  での販売を行う。
  これにより、必要時にすぐ使用できる基準太陽電池セルの入手が可能となり、太陽電池の性能評価がより多くの現場で展開されることが期待される。
 ・光学系の改善を図ることで、従来の基準太陽電池セルで生じていた多重反射を抑制し、測定誤差をゼロにすることに成功している。
  (入射角0度の場合の誤差は0(通常品では1.3%))
 ・産業技術総合研究所による校正が可能。
 ・温度測定センサーを内蔵。
  セルシステム社の温調ステージ(PVC-1000)に接続することで、標準試験条件の温度条件(25度)を簡単に維持できる。

・標準価格:32万円(税別)
・発売日:2010年12月16日

等となっています。


太陽電池市場が活発になっている現状では、検査に必須となる基準太陽電池に対する需要も高まっている、ということでしょうか。

今回の製品は、入手・使用しやすい既製品というだけでなく、測定誤差を改善している点も魅力が大きいのでは、と感じます。


※参考
・[1]計測機器 | コニカミノルタ
 http://www.konicaminolta.jp/instruments/index.html
posted by 管理人 at 07:50 | Comment(0) | 試験・検査

2010年11月23日

デンケンが、結晶系太陽電池向けのマイクロクラック検査装置「太陽電池ELテスター」を開発

大分県の「デンケン」社が、結晶系太陽電池モジュール対応のマイクロクラック検査装置太陽電池ELテスター」を開発したとのこと。

(ニュース記事)
・株式会社デンケンが『太陽電池ELテスター』を販売開始〜結晶系太陽電池モジュールのマイクロクラックを可視化〜 - ニュースリリースやプレスリリースの書き方・配信代行【@Pressアットプレス】
 http://www.atpress.ne.jp/view/17843

(デンケン社のサイト内ページ)
・太陽電池検査装置(セルテスター、モジュールテスター、ELテスター) DENKEN-(株)デンケン
 http://www.dkn.co.jp/ss_pv/index.shtml
・太陽電池ELテスター DENKEN-(株)デンケン
 http://www.dkn.co.jp/ss_pv/eltester.shtml

上記URL先ページによると、今回の装置の詳細は、

・開発の背景・経緯:
 太陽電池セル・モジュールは、順方向電流を流した場合に「EL(エレクトロルミネッセンス)発光」を起こす。
 そして「EL法」は、「奈良先端科学技術大学院大学」の冬木隆教授が開発した検査技術(特許出願中)で、太陽電池セル・モジュールにEL発光を起こし、そのデータをカメラで撮像・計測して欠陥検査を行う手法である。
 です。
 デンケン社は今回、奈良先端科学技術大学院大学と特許ライセンス契約を締結して「太陽電池ELテスター」を開発した。

・主な特徴:
 ・目視では検査できないマイクロクラックを可視化できる。
  これにより、太陽電池工場での課題である
  ・長期品質の確保
  ・歩留り改善
  に寄与する。
 ・有効検査エリアは大面積(1,310mm×2,000mm)。
  市販されている殆どの太陽電池をカバーでき、インラインで使用可能なパスラインを実現している。
 ・生産ラインでの使用の他、研究開発用途のマニュアル機にも対応できる。
・主な仕様:
 ・対象ワーク:
  結晶系太陽電池モジュール
  950mm×1,250mm〜1,310mm×2,000mm
・マシンタクト:40秒(検査判定時間を除く)
・ソフトウェア機能:
 ・操作モード:
  ・ビューワーモード
  ・設定モード
  ・履歴モード
 ・検査機能:
  ・マイクロクラック
  ・ストリング、バスバー半田不良
  ・ストリング配置ズレ
・オプション:ダークIVテスト機能
・電源:AC200V 50/60Hz
・外形寸法:幅2,702mm×奥行き2,002mm×高さ1,120mm
・販売価格:基本装置価格1,500万円(税抜き)
・販売目標:2011年度は、国内外で20台を見込む。
・公開予定:
 「第4回国際太陽電池展 PV Expo2011」(2011年3月2日〜4日、東京国際展示場東ホール)に、実機または展示パネルを出展する予定。

等となっています。


デンケン社のEL法によるマイクロクラック検出用装置については、今年8月に開発中であることが報じられていましたが、現在は製品化の目処がほぼ立っている状況、ということでしょうか。


※参考
・[1]NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 - ホーム
 http://www.naist.jp/index_j.html
posted by 管理人 at 16:56 | Comment(0) | 試験・検査

2010年10月15日

テュフ ラインランド社が、過酷さを増した(試験シーケンス約9ヶ月)太陽電池モジュールの試験方法「長期連続試験」「長期連続試験プラス」を開発

テュフ ラインランド」社が、太陽電池モジュールの新しい試験方法として「長期連続試験」「長期連続試験プラス」の2種を開発したとのこと。

(ニュース記事)
・テュフ ラインランド、太陽電池モジュールの信頼性を高める「長期連続試験」と「長期連続試験プラス」を開始 | Business Wire
 http://www.businesswire.com/news/home/20101013005705/ja
・テュフ ラインランド、太陽電池モジュールの信頼性を高める「長期連続試験」と「長期連続試験プラス」を開始 - プレスリリース検索
 http://pressrelease-jp.com/press/10956/20101014/

(テュフ ラインランド社の発表資料)
・TU"V Rheinland launches “Long-term sequential tested” and “Long-term sequential tested PLUS” certifications: Creating consumer confidence for PV modules in the market place
 http://www.tuv.com/jp/en/news_20101014_p09_pv.html?dbtableid=24&detailid=1537

上記URL先ページによると、詳細は、

・背景:
 太陽電池モジュールの寿命に影響する環境要因には、
 ・温度(熱、霜、昼夜サイクル)
 ・力学的応力(風、雪荷重、雹)
 ・大気(塩霧、塵埃、砂、大気汚染)
 ・湿度(雨、露、霜、霧)
 等がある。
 今回新開発した試験は、モジュールの長期間に渡る実使用環境を考慮したものである。

・各試験の特徴:
 (長期連続試験
  ・試験シーケンス:約9ヶ月(IEC 61215規格の要求事項より遥かに長い)
  ・試験内容:
   下記4種の主要サブコンポーネント試験。
   ・高温高湿試験
   ・温度サイクル試験
   ・結露凍結試験
   ・バイパスダイオード試験
 (長期連続試験プラス
  ・試験内容:
   「長期連続試験」の項目に加え、オプションのプラグイン試験として、
   ・ホットスポット耐久試験
   ・降雹試験
   ・機械的荷重試験
   が追加される。
 ※試験シーケンスでは、1枚の試験モジュールに対して連続試験を行い、各段階の終了後毎に出力低下を測定する。
  これは過酷なものであり、基準に適合する製品の数は非常に限られる。

等となっています。

また記事では、テュフ ラインランド ジャパン太陽光発電評価センターのマネジャーであるステファン・キーン氏の、

・「すでにモジュールメーカー数社から、新試験に関心をいただいています。
  現在、市場では太陽電池モジュールに最長25年の保証が付いており、エンドユーザーは太陽光発電に確信をもって投資するためのさらなる根拠を求めています。
  テュフ ラインランドの長期連続試験は、製品の寿命を保証するものではありませんが、この試験によりメーカーは自社製モジュールの長期信頼性について、これまで以上に自信を得ることができます」

とのコメントが紹介されています。


現行の通常の試験よりもかなり条件が過酷であるようですが、それだけ太陽電池に対する、より高い耐久性の要望が高まっている、ということなんでしょうか?

ただ個人的には、パネル自体だけでなく、設置・施工の耐久性についても、分かりやすい規格等が必要であるのでは、とも考えます。
posted by 管理人 at 22:48 | Comment(0) | 試験・検査

2010年09月10日

「UL Japan」の太陽光発電機器向け試験所が稼動開始、米「UL」の認証が国内で可能に

米国の製品安全試験認証機関「Underwriters Laboratories Inc.」(アンダーライターズ・ラボラトリーズ、UL)の日本法人「UL Japan」が9月9日、三重県伊勢市の本社敷地内で、太陽光発電機器向け試験所を稼働開始したとのこと。

(ニュース記事)
・ULの新試験所稼働 「太陽光発電機器」認証可能に 三重・伊勢 - MSN産経ニュース
 http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/mie/100910/mie1009100229000-n1.htm

上記URL先ページによると、この施設の詳細は、

・設備:
 ・建物:
  鉄骨2階建てで、延べ約1,950m2
 ・機器:
  ・最新鋭の試験機器14基
  ・太陽光シミュレータ(擬似的な太陽光を照射する)
  ・インパクトテスター(機器の物理的衝撃への耐久性を試験する)
  ・降雹テスター
  等。

・メリット:
 これまで、太陽光発電で北米規格「UL」の認証を取得するためには、米国での試験が必要だった。
 これが国内での認証が可能となり、製品輸出を図るメーカー側のコスト削減に寄与することが予想される。

等となっています。

ちなみにUL認証用の試験所の開設は、今回が4カ国目(米、中、独に続く)とのことです。


国内での太陽電池に関する認証施設というと、個人的には「テュフラインランド ジャパン」の施設がまず思い浮かびますが、今回UL認証を行う施設も開設されたことで、国内メーカーによる製品輸出のハードルがより下げられた、ということでしょうか。


※参考
・[1]Underwriters Laboratories Inc.
 http://www.ul.com/global/jpn/pages/
・[2]UL | 日本
 http://www.ul.com/japan/jpn/pages/
posted by 管理人 at 12:12 | Comment(0) | 試験・検査