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2017年05月28日

仙台市「みんなで備えるMy発電補助金」の利用が2016年度は予算の約4割、対象機器の取り扱い店舗も増えず

河北新報の記事[1]で、

  • 宮城県の仙台市が実施している、小型太陽光発電+蓄電池向けの「みんなで備えるMy発電補助金」の利用状況
が報じられていました[1]。

今回はその中から、主な数字などを抜き出してみました。


<利用実績>

補助件数補助の総額
2016年度
(開始年度)
52件40万2000円
(※予算は100万円)
2017年度
(記事[1]の時点まで)
1件

<利用が伸び悩む背景>

  • 少ない対象店舗
    補助対象となる機器を販売する「展示協力店」が、現在10店に留まっている。
    「普段の生活で『機器があるといい』とまでなっていないため、取扱店が増えない」(市の担当者の方)


個人的には、小型の太陽光発電+蓄電池の機器を、災害時への備えとするのであれば

  • お日様の下で充電にかかる時間(晴れの日と曇りの日での違い等)
  • 置き場所の確保
  • 使用する機器による、蓄電池の利用可能時間(例えばLED電球1個を、何時間点灯できるか)
などの点を、普段から使うことで掴んでおく必要がある、と感じています。

ただ実際のところ、

  • 曇りの日では十分な充電ができない
  • 蓄電池の容量が(機器を気兼ね無く使えるほど)十分とは言えない
等、現在の製品は、日常生活の中で使うには若干ハードルがあることも、確かだと思います。

大手家電量販店が参加していないあたりに、消費者の需要の弱さが表れていると感じますが、製品が日常生活における実用性・利便性で魅力に欠ける点が、補助制度の利用が伸びない最大の要因なのでは、と考えざるを得ません。


また、制度の対象店舗(「展示協力店」)が少ないことに加えて

  • 1つの店舗で販売されている、認定済み商品の種類が少ない(大部分の店舗が1・2種類のみ)
  • 制度利用に事前の申請が必要(購入後の申請は不可)
との点も、制度の利用が伸びない要因になっているのでは、と推測します。

補助制度を通じた地元経済への寄与、という狙いは価値のあることですが、他方で今は、ネット通販も多くの人が利用しており、補助制度の利用(そして機器の普及)を促すには、更に柔軟な対応も必要なのかもしれません。


とはいえ個人的な経験・感触として、小型でも太陽光発電+蓄電池は、いざと言うときに最低限の照明を確保できる点だけでも「あると心強い」ものなので、ぜひとも補助制度の利用が活発化し、機器の普及が少しでも進むことを願うものです。


※参照資料:
[1]伸びぬ小型太陽光発 補助制度利用低迷(河北新報、2017/5/23付)
http://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170523_11017.html
[2]みんなで備えるMy発電補助金に係る申請(仙台市)
http://www.city.sendai.jp/ondanka/download/bunyabetsu/kankyo/kankyohozen/hojokin/
[3]みんなで備えるMy発電補助金展示協力店の募集(同上)
http://www.city.sendai.jp/ondanka/jigyosha/kankyo/hozen/hatsudenhojo.html

※関連記事:

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2015年12月24日

パナソニックがミャンマー「バガン遺跡」周辺の無電化地域で、学校への「エネループ ソーラーストレージ」の寄贈を開始

パナソニック2015年12月22日に、

  • ミャンマーの「バガン遺跡」周辺地域において、教育支援を目的とする「エネループ ソーラーストレージ」の寄贈活動を、ユネスコと共同で開始した。
と発表していました[1]。

取組みの概要は下記の通り。


背景

  • ミャンマーの無電化率は68%と言われており、バガン遺跡周辺の無電化地域の学校では、限られた日照時間の中、明かりの少ない教室で学習をする状況にある。
  • 「エネループ ソーラーストレージ」は、無電化地域向けのLED照明付小型蓄電システム。(2015年11月発売)
    太陽電池パネル(15W)の発電電力を、ニッケル水素電池(37Wh)に蓄電し、
    • LED照明5W直管形、1.5W電球形が付属)
    • 小型機器(携帯電話など)の充電(USB出力端子を搭載)
    に利用できる。
  • 今回の取組みは、ユネスコと基本合意した
    • 「ミャンマーの世界遺産候補地であるバガン遺跡周辺地域の持続可能な発展を目的とした次世代教育支援の促進」
    の一環。

「エネループ ソーラーストレージ」の寄贈

  • 寄贈先:バガン遺跡周辺の無電化地域の学校(約40校)
  • 寄贈数:計500


(アカウント「Channel Panasonic」さんの動画)

パナソニックはこれまでも、開発途上国へのソーラーランタンの寄贈を行っていましたが、今回のソーラーストレージは(ランタンのような可搬型ではなく)設置場所を決めて使う機器と見受けられ、製品バリエーションを追加することで、現地ニーズへの更に細やかな対応を図ったものと推測します。

このような機器の実用化は、太陽電池だけでなく蓄電池、そして消費電力の少ないLED照明の急速な進歩によるところが多大だと思いますが、日本では当たり前に使える「灯り」が、開発途上国においてはとても大切で貴重なものであることを、今回の発表から改めて認識すべきではないでしょうか。


※参照資料:
[1] ユネスコ、パナソニックが共同でミャンマーの無電化地域における次世代教育を支援(Business Wire)
http://www.businesswire.com/news/home/20151222005257/ja
[2]無電化地域の生活照明、電源として貢献LED照明付小型蓄電システム「エネループ ソーラーストレージ」を発売(パナソニック)
http://news.panasonic.com/press/news/data/2015/10/jn151027-4/jn151027-4.html

※関連記事:
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2014年11月11日

太陽光発電で大相撲をテレビ視聴してきたモンゴル遊牧民の若者が、関脇になる時代

モンゴル出身の若手大相撲力士「逸ノ城」を紹介するニュース記事[1]の中で

  • 太陽光発電のテレビで日本の大相撲をよく見ていた。視線の先には横綱朝青龍や、いまも現役で活躍する旭天鵬の姿があった。」
との記述があり、遊牧民出身の逸ノ城(現在21歳)が育ってきた環境において、既にテレビが日常的に太陽光発電電力で稼動していたということには、正直驚きました。

いったいどのような背景があるのか調べたところ、モンゴル政府は「10万戸(ゲル)太陽光発電計画」により、2000年からの12年間で、太陽光発電システム10万146台を遊牧民に供給したとのこと[3][4]。

年代的に逸ノ城の家族も、その供給を受けた世帯の一つだったと思われますが、同計画の明確な成果なのか、伝統的な遊牧民族の住居(ゲル)では、家電や照明の電源として、小型の太陽電池パネル等が日常生活に溶け込んでいる様子が伺えます[5][6][7]。

その具体的な普及率は不明ですが、2001年時点の調査資料[8]には

  • 「遊牧民の約15.7%は既に携帯型のディーゼル、風力、あるいは太陽光発電設備などを保有している」
  • 配電設備により電気を供給されている遊牧民は、その全数の1.6%に限られている」

との記載があり、計画完遂後の小型独立電源の普及率は、当然ながらこれよりも大幅に高まっているものと推測されます。

住居を移動する生活スタイルや、日常生活での電力使用量が(日本などより)格段に少ない、ということは勿論あるとは思いますが、それでもFIT等で先進国での再生エネルギー導入が注目されるよりも遥か以前に、独立電源の普及率が1割以上に達していた、ということにはやはり驚かされます。

そして(売電による収益目的やイメージアップの手段ではなく)庶民の普段の生活の中で、確固とした実用的な電力供給源としての地位を得ている、という意味では、モンゴル遊牧民における太陽光発電利用は、日本より大幅に進んでいるとも感じられるものです。


※参照・参考資料:
[1]厳しい環境「ただのデブじゃない」遊牧生活が育てた巨漢(サンケイビズ)
http://www.sankei.com/sports/news/141106/spo1411060004-n1.html
[2]逸ノ城駿(ウィキペディア)
[3]持続可能な開発へ試み モンゴル遊牧民 太陽発電の渇望(朝日新聞)
http://www.asahi.com/international/aan/hatsu/hatsu030312.html
[4]モンゴル経済トピック(2012年5月)
http://www.mn.emb-japan.go.jp/jp/seikei/keizaitopic201205.pdf
[5]モンゴル遊牧民向け太陽光パネルが登場? ゲルでの暮らしがもっと豊かに(「トジョウエンジン」内)
http://eedu.jp/blog/2013/12/30/mongolias-nomads-solar-panels/
[6]モンゴルの最新ゲル事情をレポート(「くまのて」内)
http://kumanoteblog.com/travel-spot/gell20130808/
[7]ゲル(ウィキペディア)
[8]モンゴル遊牧民向け携帯型太陽光発電システム供給計画 報告(JETRO)
https://www.jetro.go.jp/jetro/activities/contribution/oda/model_study/earth/pdf14/earth_013.pdf
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2014年05月20日

韓国ソウル市がマンションベランダ用のミニ太陽光発電施設の導入補助制度を開始、1世帯最大30万ウォン(設置費の半額相当)を補助

ニュース記事[1]で、

  • 韓国のソウル市が、マンションベランダに設置できるミニ太陽光発電施設の設置補助制度を開始した。
と報じられていました。

制度の概要は下記の通り。

  • 補助額:1世帯あたり最大30万ウォン
    ※発電設備の設置費(同60万ウォン)の半分に相当する。
  • 対象枠8000世帯
  • 条件
    ・マンションのベランダが南向きであること。
    ・また
     ・一つの団地の30世帯以上が、団体で申請
     ・エネルギー自立村やエネルギー節約優秀マンション
     の場合は、優先して選定される。
  • その他5年間の無償修理サービスが受けられる。
  • 申請期限2014年6月20日まで。

発電設備の詳細が不明なのは非常に残念ですが、1世帯分の設備費用が約6万円(現在1ウォン=約0.1円)と低価格であることから、電力系統には接続しない独立電源タイプであり、更にメリットの説明で冷蔵庫への電力供給が例示されているので、それを十分に実現できるだけの、容量の大きい鉛蓄電池やインバーター等も含まれるものと推測します。

導入世帯の電気料金の節約額見込みは平均1万3310ウォン/月とのことで、それが本当なら補助無しでも4年程度、仮に半分でも約8年で初期費用を回収できることになり、この点ではソウル市の説明は上手いと感じます。

個人的には、これが(高額な戸建住宅の屋根設置設備ではない)新しい市場を創出する糸口となれば、と期待しますが、それには機器・設備の信頼性(安定した動作)や、日常での使いやすさが十分なことが前提であり、その点でどのような設備になっているのか、非常に興味を引かれるところです。


※参照・参考サイト:
[1]ベランダのミニ太陽光、ソウル市が設置を支援へ(東亜日報)
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014051908788

※関連記事:
posted by 管理人 at 00:43 | Comment(0) | 独立電源(自作、DIY含む)

2014年03月27日

パナソニックが無電化地域向け「パワーサプライコンテナ」を製品化、海外展開する方針

パナソニック2014年3月25日に、無電化地域向けの独立電源設備「パワーサプライコンテナ」を発表していました[1]。

設備の概要は下記の通り。

特徴

  • 工場生産による品質確保
    品質確保の安定のために、量産型製品として開発した。
    製造・品質管理は、パナソニックのインドネシア現地法人が担う。(日本の技術を移転)
  • 組立・設置がしやすい
    パッケージ化により現地での専門工事作業解消しており、電気工事業者が簡単・迅速に設置できる。(移設も容易)
    また、負荷が増加した場合も、コンテナ増設による機能拡張が可能。
  • 蓄電池の劣化抑制
    新開発のEMS「パワーサプライコントロールユニット」を採用。
    これにより、鉛蓄電池の残量を見つつ需給制御ができ、劣化を極力抑制する。

主な構成機器

  • 太陽電池モジュール:
    ・機種:「HIT240
    ・枚数:12枚(計約3kW)
  • 蓄電池:
    ・種類:鉛蓄電池(自社製の長寿命サイクル品)
    ・台数:24台(計17.2kWh)
  • インバーター(最大出力3kW)
  • 制御盤(パワーサプライコントロールユニット
  • コンテナ本体(海上輸送用コンテナ

サイズ、重量

  • サイズ:幅約4.8m×長さ約3.5m×高さ約3.5m
  • 質量:約3000kg

展開方針

  • アジア諸国新興国で、電力インフラ課題(無電化地域停電多発地域など)を解決するソリューションとして展開する。
    まず、インドネシア・カリムンジャワ島の「カリムンジャワ国立第一小学校」に導入し、2014年7月頃に運用開始する。
    (学校設備・近隣コミュニティに電力を供給)

新興国向けの独立電源というと、個人使用向けの小型機器が多いイメージですが、今回の設備はそれらより規模が大きく、大手メーカーならではの製品だと感じます。

パナソニックは東日本大震災の被災地支援で「ライフイノベーションコンテナ」を提供していましたが、今回の「パワーサプライコンテナ」は、その技術の延長上にあるものと推測します。

また、バッテリーが鉛蓄電池というのはちょっと意外でしたが、例えばリチウムイオン電池は発熱・発火の危険性を抱えているだけに、枯れた技術である(長年の実績があり信頼性の高い)鉛蓄電池は、無電化地域での運用でメリットが大きい、ということかもしれません。

量産製品ということで、日本の大手企業が非電化地域向け事業をどう確立していくのか、注目していきたいところです。


※参照・参考サイト:
[1]新興国無電化地域に向けた太陽光独立電源パッケージ「パワーサプライコンテナ」を開発(パナソニック)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2014/03/jn140325-1/jn140325-1.html

※関連記事:
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2014年03月16日

長野県のノーツ社が「移動式太陽光発電機」を製品化、災害被災地での使いやすさを考慮

長野県の「ノーツ」社が、設置・利用を容易化した「移動式太陽光発電機」を開発・製品化したとのことです[1][2]。

これは太陽電池パネルが40W・85Wの2種類があり、製品の主な特徴は下記の通り。

  • AC100V出力が可能
    太陽電池パネルの背面に、AC100V(正弦波)の出力端子を備えている。
    ※50Hz/60Hz指定
  • 移動しやすい
    架台部が折り畳みできる。
  • バッテリーは後付け式
    災害被災地において、放置自動車などのバッテリー(12V)を活用できるように考慮している。
    (※ただし仕様では、40Ah以上のディープサイクルバッテリー推奨とされている)

パネルと架台の一体化、また(通常はパネル・バッテリーと別の機器である)インバータやコンセント等がパネル背面に組みつけられているのは、機器・部材がコンパクトに整理されている点で、大きな魅力だと感じます。

その他に製品の写真では、架台の下部にバッテリー置き場と思われるスペースが設けられており、設置の面でも配慮されていることが伺えます。

太陽光発電というと、一般の住宅用や産業用がまず思い浮かびますが、災害に対する日常的な備え、また太陽光から電気を得て使うことの楽しさを味わえるという意味でも、このような製品にもっと関心が向く必要があるのでは・・・と考えます。


※参照・参考サイト:
[1]移動式太陽光発電機(ノーツ社)
http://www.notescorp.co.jp/products/mobile-solar-panel/
[2]特集 : 大震災3年・進化する防災用品 地元企業の現場から―2(長野日報)
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=30840
posted by 管理人 at 04:31 | Comment(0) | 独立電源(自作、DIY含む)

2013年08月28日

システムトークスが40Wの太陽電池パネル「Sun Pad」を発表、重さ約1.9kg・厚さ2.6mmで手軽な利用に配慮

システムトークス社が2013年8月26日に、家庭での利便性を高めた40Wの太陽電池パネル「Sun Padサンパッド)」を発表していました[1]。

製品の概要は下記の通り。

主な特徴

  • 手軽に使える
    軽量(約1.9kg)・薄型(厚さ2.6mm)のパネルで、物干し竿に吊り下げての使用も可能。
    また、デザインもスタイリッシュなものとしており、マンションのベランダや庭先で、手軽に太陽光発電が行える。
  • 高出力
    従来のフィルム型モジュールと異なり、単結晶セルを採用。 出力40Wを実現している。
  • 高い強度
    独自開発のアルミ材とフレームにより、耐加重15kgを実現している。
Sun Pad

主な仕様

  • 型番:SS-40SPD
  • 変換効率
  • 最大出力動作電圧15V
  • 最大出力40W
  • ケーブル:長さ5m、逆流防止機能、 DCプラグ(外形5.5φ 内径2.1φ)つき
  • 大きさ:約74cm×50cm×2.6mm(フレーム、ジョイント部除く)
  • 重さ1.9kg
  • 価格:オープン
    市場推定価格は2万3,800円。
  • 発売時期2013年8月末の予定
  • 販売ルート
    ・システムトークスのネットショップ
    ・amazon
    ・全国の量販店
    など。

システムトークス社が関わった「タイニーライト・ナノ発電所セット」では、パネルはまだ無骨さがありましたが、今回の製品は家庭用として格段に洗練されていることが感じられます。

単結晶型は面積あたりの出力が大きく、また日照が弱い状況(曇り等)でもある程度発電できるので、このような小型の独立電源には特に向いていると考えます。(HIT型だとどうなるのだろうか?)

Sun Padの側面

また個人的には、今回の製品がかなりの柔軟性を持っているのが、非常に意外でした。(女性の方が手に持っている時点で、パネルに若干のヨレが生じていると見受けられる)

[1]には本を載せて大きくたわんでいる写真もあり、シリコンセルにこんなに弾力性があるとは正直知りませんでしたが、パネルの表面(セルが光を受ける面)も通常の硬いガラスではないようです。

持ち運び・日常使用での破損防止への配慮、また取扱いや収納がしやすい薄型・軽量なデザインと、従来の太陽電池パネルとは大きく異なる(屋根設置型の延長ではない、小型独立電源向けとしての)方向性を示していると感じられます。


※参照・参考サイト:
[1]「Sun Pad (サンパッド)」を発売!(システムトークス)
http://www.system-talks.co.jp/product/sunpad40_nr.htm
posted by 管理人 at 01:09 | Comment(2) | 独立電源(自作、DIY含む)

2013年08月04日

NPO法人「エコロジーオンライン」が、単結晶型パネル(40W)+リチウムポリマー電池(2.6kg、75,000mAh)の「タイニーライト・ナノ発電所セット」を発売中

NPO法人「エコロジーオンライン」が、小型の太陽電池パネル+バッテリーのセット「タイニーライト・ナノ発電所セット」を発売しているとのことです[1]。

製品の構成は下記の通り。

太陽電池パネル:

  • サイズ61cm×52cm×2.5cm
  • 重さ3.5kg
  • 種類:単結晶型(セル変換効率19%)
  • 出力40W
  • 出力電圧14.5V
    独自のセル配列により電圧を引き下げており、多くの12V機器に対応できる。
  • 電源ケーブル:長さ5m
  • 安全への配慮
    ・樹脂製コーナーキャップ
    ・安全ワイヤー取り付け穴
    ・逆流防止
    等を備えている。

バッテリー(蓄電池)

  • 重さ2.6kg
  • 種類:リチウムポリマーバッテリー
  • 容量75,000mAh(3.7V換算)
    機器使用時間の目安は、
    ・携帯電話:70台の充電
    ・LEDライト:22時間
    ・小型冷蔵庫:7.8時間
  • フル充電時間:10時間(※3種類の充電方法全てで同じ)
  • 出力端子
    ・USB(5V):2
    12V:2
    ・シガーソケット(12V):1
    (※AC100Vは、別売インバーター(シガーソケットに取り付け)が必要)
  • 付属品
    ・モバイルアダプター(iPhone、iPad、スマートフォン、携帯電話、PSPの充電が可能)
    ・ACアダプター(家庭用電源からのバッテリー充電用)
    ・カーアダプター(自動車からのバッテリー充電用)
  • その他
    ハンドル付+ラウンドフォルムの採用で、持ち運びしやすくしている。
  • 担当
    ・企画:エコロジーオンライン
    ・製造:「システムトークス」社
    ・販売:「ソーシャルエコロジー研究所」社

また、販売価格は58,000円(税込)とのことです。


この製品は女性向けサイト[2]でも紹介されていますが、小型の独立電源セットではまだ無骨な製品が多い中で、日常使用におけるデザイン・利便性に強く配慮されており、とっつきにくさを大きく低減しているのは大きな魅力です。

ただし、バッテリーがリチウムポリマーということで、容量に対して(鉛蓄電池と比べて)相当な小型・軽量なのは優れた利点ですが、一方で通常使用時(充電時)に発火の危険性は無いのか、というのはかなり気になるところです。

また、高額な製品ながらもAC100V出力に標準対応していないのは残念ですが、エコロジーオンラインが展開する「タイニーライトプロジェクト」では、自然エネルギーの活用において(損失の少ない)直流電力の利用推進を企図しているとのことで、その点では理解できる気がします。

モバイル機器ではUSB充電が一般的になっているだけに、災害時などの非常用電源としても、活躍することが期待できそうです。


※参照・参考サイト:
[1]タイニーライト・ナノ発電所プロジェクト
http://tinylight.net/
[2]ベランダ発電! 女性でも設置できるソーラーパネル(MY LOHAS)
http://www.mylohas.net/2013/07/031355post_2176.html
posted by 管理人 at 01:38 | Comment(0) | 独立電源(自作、DIY含む)

2013年07月19日

ドリームリンク社の「工作用太陽光発電キット」の売上高が前年比3.9倍、猛暑が要因

千葉県船橋市の「ドリームリンク」社が2013年7月18日に、

  • 工作用太陽光発電キット」の売上高が、前年比3.9に達している。
との状況を公表していました[1]。

販売急増の背景としては、今夏の猛暑が挙げられており、また大学の研究会や法人での導入も増えているとのことです。



(ニッポンソーラー 楽天市場店)

同社の直営ネットショップでは複数の種類のセットが販売されており[1][2]、個別の販売状況は不明ですが、ともかく前年比約4倍という伸びには驚かされます。

太陽光発電というとメガソーラーや住宅用に注目が集まりがちな中で、もっと手ごろな規模・価格の製品に対する関心・需要も、確実に高まっていることが伺えます。

ただ、小型の機器は確かに入手しやすくはあるものの、現在の生活スペースの中で設置場所(一定の広さがあり、かつ日照が良い)を確保する必要があるので、その点も含めて利用のハードルを如何に引き下げていくかというのは、今後の普及・利用を進める上で重要なポイントになってくるのでは、と考えます。


※参照・参考サイト:
[1]猛暑に伴い、工作用太陽光発電キットの導入家庭が前年比3.9倍(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/release/30048287/
[2]ソーラーパネル紹介ページ(「工具マート 楽天市場店」内)
http://item.rakuten.co.jp/kougumart/c/0000000154/
[3]太陽光発電セット(「ニッポンソーラー 楽天市場店」内)
http://item.rakuten.co.jp/nippon-solar/c/0000000112/

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2013年01月29日

ソニーが業務用蓄電池「ESSP-3005/18P」を発表、太陽電池パネルとの直接接続が可能

ソニー2013年1月24日に、太陽光発電システムと容易に組み合わせできるという業務用蓄電池を発表していました。

(ニュース記事)
・ソニー、太陽光発電と組み合わせて自立型蓄電システムを実現する業務用蓄電池発売(日経BP)
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/emf/20130128/242907/

(ソニーのサイト内ページ)
・太陽光発電との組み合わせで“自立型蓄電システム”を実現する高容量6.0kWhの業務用蓄電池を発売
 http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201301/13-011/

上記URL先ページによると、製品の概要は下記の通り。

・主な特徴:
 ・太陽光発電との組み合わせが可能:
  ・商用電源(AC100V)との接続
  ・太陽電池パネルとの直接接続(ソニー製の充電器「IJ1001HSB」が別途必要)
  の両方に対応。
  太陽光発電システムとの組み合わせでは、電気工事(ブレーカーやパワーコンディショナー等)を大幅に簡素化でき、「自立型蓄電システム」を実現できる。
  (※対応パネルについては、ソニービジネスソリューションへの問い合わせが必要)
 ・長寿命
  充放電を1日1回行う場合、約10年以上の使用期間が見込まれる。
 ・安全性能
  ・オリビン型リン酸鉄リチウムイオン二次電池を採用。(熱安定性・保存特性に優れる)
  ・内部電池の状態(電圧・電流・温度)をモニターし、バッテリーマネジメントシステムとの連携により制御する。
 ・エネルギー管理アプリケーション
  標準搭載のエネルギー管理アプリケーションにより、パソコンタブレットで、
  ・蓄電池の充放電状況
  ・各種設定
  ・消費電力履歴
  を確認できる。
  また運転モードを、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズ可能。
 ・3種の運転モード
  下記のモードを用意している。
  ・UPSモード
   停電・災害時などに、無瞬断で電力供給を切り替え可能。
   通常稼働時は常に、バッテリーを100%まで充電する。
  ・ピークカットモード
   商用利用電力量が設定値を超えた場合、不足分を蓄電池から供給する。
  ・ピークシフトモード
   電力需要のピーク時間帯(午前11時〜午後2時、午後4時〜午後6時など)に、夜間に充電した電力を供給する。

・主な仕様:
 ・型番:ESSP-3005/18P
 ・本体サイズ:幅540mm×奥行き625mm×高さ993mm(取付器具など除く)
 ・質量:約187kg
 ・公称容量:6.0kWh
 ・入力:
  ・AC:単相100
  ・DC(太陽光パネル)入力:100〜400V
 ・充電時間(無負荷時):
  ・AC充電時:約15時間
  ・DC充電時:約3時間
 ・出力:単相AC100V(最大出力:1,500VA/1,000W)
 ・放電時間:約250分(最大負荷使用時)
 ・動作環境:
  ・温度:0〜40
  ・湿度:0〜95%(結露しないこと)

・想定用途:
 ・建設現場
 ・農業用ハウス
 ・ロッジ
 ・災害発生時の仮設住宅
 等での電源に使用できる。

・発売日:2013年3月1日の予定
・価格:オープン
 市場推定価格は300万円前後。


容量が大きいだけに見通し価格がかなりの高額ですが、場所によっては独立電源とすることで、商用電源を新しく引っ張るよりも安く済む可能性がある、ということなんでしょうか。

著名メーカー製であり、また安全性を高めたタイプのリチウムイオン電池を採用しているとのことで、日本国内で独立電源の需要をどれだけ開拓できるのか、発売後の動向に注目したいところです。


※参考サイト:
・[1]太陽光パネル用専用充電器 IJ1001HSB (ソニー)
 http://www.sony.jp/pro-battery/products/IJ1001HSB/


※関連記事:
ソニーが、家庭用太陽光発電用のバックアップ電源を、事業展開する方針(2009/11/20)
posted by 管理人 at 05:49 | Comment(0) | 独立電源(自作、DIY含む)