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2016年03月26日

中村超硬が沖縄県内にダイヤモンドワイヤ工場を建設予定、太陽電池の需要拡大に対応

シリコンウエハー切断用のダイヤモンドワイヤを手がける「中村超硬」社が2016年3月18日に、

  • 沖縄県内ダイヤモンドワイヤ新工場を建設する。
との計画を発表していました[1]。

概要は次の通り。


背景

  • 中村超硬のダイヤモンドワイヤは、コスト低減などにつながる固定砥粒方式であり、中国市場を中心に需要が急増している。
  • 今回は
    • 中国経済の今後に対する懸念はある一方で、太陽電池の世界需要の拡大傾向は変わっていない。
    • 生産拠点の分散化
    • 輸送経路の充実
    等の状況・目的を総合的に勘案し、沖縄県内における生産拠点の新設を決定した。

新工場の概要

  • 場所:沖縄県うるま市の国際物流拠点産業集積地域
  • 規模:敷地面積約1万2200m2、延床面積4770m2
  • 設備投資額:約18億円の予定
  • 生産開始時期2016年12月の予定

日本国内のメーカーと対照的に、中国の大手太陽電池メーカーの業績は近年好調が続いており、その点でも、ウエハー製造に必要なダイヤモンドワイヤの需要が急増していることは理解できます。

ただちょうど今月には、台湾の市場調査会社が、今の好調市場である中国と米国について太陽光発電設備導入のピーク時期が過ぎたと報告。

もちろん長い目(10〜数十年)で見ると、世界でPV市場が拡大していくことは間違いないと思いますが、上記の報告から、今後数年間では再び市場の急減速が起こる可能性も考えられます。

今回の新工場は地域経済の活性化にも貢献すると思われるので、市場の変化を乗り越える安定した生産拠点となることを、願いたいところです。


※参照資料:
[1]沖縄工場開設に関するお知らせ(中村超硬)
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1337929
[2]国際物流拠点産業集積地域について(沖縄県)
http://www.pref.okinawa.jp/site/shoko/kigyoritchi/kokusaibutsuryutokkunitsuite.html

2013年04月28日

コマツNTCの2012年度のワイヤーソー売上高は73億円(前年比84.3%減)、2013年度予想は70億円(同3.9%減)

中日新聞のニュース記事[1]で、コマツNTC太陽電池用ワイヤーソーの販売状況が取り上げられていました。

主な数字は下記の通り。

売上高
 ・2012年度73億円(前年比84.3
 ・2013年度の予想70億円(同3.9

今後の需要見通し:「中長期的に伸びるが、短期的に回復は難しい」


2011年度のワイヤーソーの売上高は465億円(前期比44%減)でしたが、今回は更に減少しており、2011年以来の太陽電池の供給過剰状態が、2012年度も全く改善されなかったことが伺えます。

2013年度もほぼ同水準に留まる見通しとのことで、この状況はまだしばらく続かざるを得ない、ということでしょうか。


※参照・参考サイト:
・[1]コマツNTC苦戦続く 太陽電池関連機械 中国、欧州需要減で(中日新聞)
 http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2013042702100005.html


※関連記事:
北陸地方で太陽電池関連事業を手がける企業が、中国での需要増加の恩恵を受けているとのこと(2010/04/21)
コマツNTCの2011年3月期売上見通しは前期の約2.2倍、太陽電池産業向けワイヤーソーの受注増加が寄与(2010/10/30)
コマツのシリコンウエハー製造用ワイヤーソーの受注が拡大中、中国での需要が強い(2011/01/05)
コマツNTCの年間受注規模が1,200億円超となるペース、太陽電池向けワイヤーソーの受注が増加(2011/02/11)
コマツNTCの太陽電池向けワイヤーソーの足元の受注は、リーマン・ショック前の3倍に達しているとのこと(2011/03/02)
コマツ社長が「コマツNTC」のワイヤーソー受注について、ドイツの予算縮小・中国などの予算増額方針から、見通しが困難と語る(2011/04/30)
コマツNTCが富山県南砺市で「福野第11・12工場」を竣工、全社での生産能力は約2割アップ(2011/05/19)
コマツNTCのワイヤーソーの売上高は2012年3月期が465億円(前期比44%減)、2012年3月期予想は180億円(61%減)(2012/04/29)
コマツNTCの2011年4-12月のワイヤソー売上高は432億円(前年同期比85億円減)、10-12月は33億円(同206億円減)(2012/02/01)
コマツNTCのワイヤーソー受注は、2010年のピーク時から5割以上減っているとのこと(2011/08/15)
コマツNTCがワイヤーソーの減産を開始、中国需要が減速(2011/07/16)
コマツの2012年4-6月の太陽電池向けワイヤーソー販売は大幅減少(2012/08/01)

2012年10月30日

旭ダイヤモンド工業の2012年4-9月の電着ダイヤモンドワイヤ販売は、太陽電池向けが前年同期比で大幅減

旭ダイヤモンド工業が10月26日に、20133月期第2四半期20124-9)の連結業績を発表していました。

(ニュース記事)
・旭ダイヤが急落、太陽電池の回復遅れで大幅減額(サーチナ)
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1029&f=business_1029_072.shtml

(旭ダイヤモンド工業のサイト内ページ)
・平成25年3月期第2四半期決算短信
 http://www.asahidia.co.jp/pdf_ir/25-03-chukan.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の業績は下記の通り。

・売上高:197億4,700万円(前年同期比15.5%増)
・営業利益:26億7,700万円の黒字(同53.8
・経常利益:29億2,300万円の黒字(同50.8
・四半期純利益:18億900万円の黒字(同44.7

そして太陽電池関連では、

電子・半導体業界(※旭ダイヤモンド工業の主要顧客)向けの製造工具では、スマホ需要などを受けて
 ・液晶
 ・LED
 の関連工具の販売が回復の動きを見せた。
 しかし、太陽電池関連工具低迷したこともあり、前年同期比では大幅に減少している。

電着ダイヤモンドワイヤ太陽電池向け販売が、前年同期比で大幅に減少した。

との状況が記述されています。(※具体的な数字は記載無し)


「エコメップ」の販売は、ちょうど昨年度の7-9月あたりから陰りが出てきたようですが、太陽電池パネルの供給過剰が未だ解消されない状況では、製造用工具の需要も上向く要素が無い、ということでしょうか。

太陽電池生産量の上位を占める中国メーカーの危機的な状況が報じられているだけに、製造用工具・部材の需要についても、今後の予断は許されないのでは、と考えます。


※関連記事:
旭ダイヤモンド工業の電着ダイヤモンドワイヤ「EcoMEP」は、太陽電池用シリコン向けが売上の6割(2009/07/11)
旭ダイヤモンド工業のシリコン切断ワイヤ「エコメップ」の需要が、2009年度後半から増える?(2009/10/01)
旭ダイヤモンド工業が、三重工場に「EcoMEP」製造用新棟を建設する方針、生産能力は既存工場の約3倍(2010/03/20)
太陽電池用シリコンの切断工程で、技術革新が進んでいるとのこと(2010/06/09)
電着ダイヤモンドワイヤの日本国内シェアは、現在30%程度とのこと(2010/12/30)
旭ダイヤモンド工業の電着ダイヤモンドワイヤーは、国内シェアほぼ100%とのこと(2011/01/19)
旭ダイヤモンド工業が、エコメップの年産能力を、2013年3月期に360億円まで引き上げる計画(2011/02/03)
旭ダイヤモンド工業「エコメップ」の好調さを紹介している「東洋経済オンライン」の記事(2011/02/17)
旭ダイヤモンド工業「エコメップ」の2011年度第1四半期の売上高は、前年同期比73%増(2011/08/02)
野村証券が、旭ダイヤモンド工業「エコメップ」の供給がやや過剰、と指摘(2011/08/10)
旭ダイヤモンド工業「エコメップ」の売上高は、2011年4-6月期が30億円強・同7-9月期は20数億円、ウエハー価格下落で加工業者が導入見送り(2011/11/10)
旭ダイヤモンド工業の2011年4-12月の電着ダイヤモンドワイヤ販売が大きく後退(2012/02/04)

2012年08月01日

コマツの2012年4-6月の太陽電池向けワイヤーソー販売は大幅減少

コマツが7月31日に、20123月期第1四半期20124〜6月)の連結業績を発表しています。

(コマツのサイト内ページ)
・2013年3月期 第1四半期決算短信(米国基準)
 http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/press/2012073115003028274.html

上記URL先ページによると、この中で「産業機械他部門」については、

・売上高:430億円(前年同期比28.9
・セグメント利益:23億円(同73.1
・背景:
 ・自動車業界向けの大型プレス
 ・エンジン製造向けの工作機械
 の販売増、また「ギガフォトン」社の売上が加わったものの、
 ・太陽電池分野向けワイヤーソーの販売の大幅減少
 ・仮設ハウスの販売減
 により、大幅な減収減益となった。

との状況が紹介されています。


ワイヤソーのみの売上高は残念ながら分かりませんが、「産業機械他部門」の売上・利益の減り具合を見ると、約1年前のワイヤソーの減産開始以来、相当な販売減少が続いていることが想像されます。

今後見込まれる、日本・米国・インド・中国での太陽電池需要の伸びが、製造装置需要にも好転をもたらすことになるのかどうか、注目したいところです。


※関連記事:
北陸地方で太陽電池関連事業を手がける企業が、中国での需要増加の恩恵を受けているとのこと(2010/04/21)
コマツNTCのワイヤーソー受注は、2010年のピーク時から5割以上減っているとのこと(2011/08/15)
コマツNTCの2011年3月期売上見通しは前期の約2.2倍、太陽電池産業向けワイヤーソーの受注増加が寄与(2010/10/30)
コマツのシリコンウエハー製造用ワイヤーソーの受注が拡大中、中国での需要が強い(2011/01/05)
コマツNTCの年間受注規模が1,200億円超となるペース、太陽電池向けワイヤーソーの受注が増加(2011/02/11)
コマツNTCの太陽電池向けワイヤーソーの足元の受注は、リーマン・ショック前の3倍に達しているとのこと(2011/03/02)
コマツNTCが、東日本大震災の被災者を、期間社員として30人程度雇用する方針(2011/04/16)
コマツ社長が「コマツNTC」のワイヤーソー受注について、ドイツの予算縮小・中国などの予算増額方針から、見通しが困難と語る(2011/04/30)
コマツNTCが富山県南砺市で「福野第11・12工場」を竣工、全社での生産能力は約2割アップ(2011/05/19)
コマツNTCの子会社「ロゼフテクノロジー」が、太陽電池用シリコンウエハーの検査装置を発売(2011/06/12)
コマツNTCがワイヤーソーの減産を開始、中国需要が減速(2011/07/16)
コマツNTCの2011年4-12月のワイヤソー売上高は432億円(前年同期比85億円減)、10-12月は33億円(同206億円減)(2012/02/01)
コマツNTCのワイヤーソーの売上高は2012年3月期が465億円(前期比44%減)、2012年3月期予想は180億円(61%減)(2012/04/29)

2012年06月13日

立命館大学の研究グループが、太陽電池用シリコンウエハーの厚さ・コストを半減できる切断技術を開発

立命館大学の研究グループが6月12日に、

・太陽電池用シリコンウエハーを従来より大幅に薄くできる、新しい切断技術を開発した。

と発表したとのこと。

(ニュース記事)
・シリコン基板、薄く切断=太陽電池コスト削減−立命大(時事ドットコム)
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012061200832
・シリコンを溶かして加工/立命館大、価格半分に(四国新聞)
 http://www.shikoku-np.co.jp/national/science_environmental/20120612000569
・太陽光パネルの製造コストを半減 立命大などが新技術(日本経済新聞)
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD120E5_S2A610C1TJ1000/

上記URL先ページによると、技術の概要は

・方式:
 ・化学溶液を用いる半導体加工技術
 ・切断用の極細ワイヤ
 を組み合わせた。
 シリコンを溶かす特殊な酸の薬液を吹きかけたステンレスワイヤにより、シリコンを切断する。

・主な特徴:
 ・取り出せるシリコンウエハーの厚さ:約60μm
  (現在のダイヤモンドワイヤ加工は、100μmが限界)
 ・加工速度:従来方式と同程度。
 ・ウエハーのコスト:従来の半分程度に低減することが可能となる。
 ・その他のメリット:
  切断面の損傷を回避できる。

・今後の方針:
 大津市の
 ・立命館大発のベンチャー企業「ツールバンク
 ・研磨加工企業「クリスタル光学
 と共同で、
 ・2012年度内:切断装置の試作機の製作
 ・2013年度:切断装置の販売開始
 を目指す。
 装置の価格は、従来製品と同程度にする予定。

等となっています。

また2つ目の記事では、研究グループによる

・「太陽光発電のコストを既存の電力コストの同程度以下に抑えることが期待される」

とのコメントが紹介されています。


シリコンを溶かすだけに、溶液の安全性(危険性)や、使用後の溶液の処理方法・コストがどのようなものなのか、といった点が気になりますが、ウエハーのコストを半減できるというのは、実用化が実現できれば太陽光発電のコスト面に革新的な進歩をもたらすのでは、と考えるので、今後の実用化・事業化に向けた取り組みに強く期待したいです。


※参考サイト・ページ
・[1]立命館大学理工学部ファブリケーション研究室
 http://www.ritsumei.ac.jp/se/~tani/index.html
・[2]TOOL BANK
 http://www.ritsumei.ac.jp/se/~tani/tool_bank/index.html
・[3]クリスタル光学
 http://www.crystal-opt.co.jp/


※当ブログの関連記事:
立命館大学がスマートグリッドの実証実験を実施(2010/01/18)

2012年04月29日

コマツNTCのワイヤーソーの売上高は2012年3月期が465億円(前期比44%減)、2012年3月期予想は180億円(61%減)

コマツの野路国夫社長が4月27日に、コマツNTCが手がけている太陽電池製造用ワイヤーソーについて、現状や見通しを語ったとのこと。

(ニュース記事)
・太陽電池製造用の工作機械 コマツ「回復2013年以降」(中日新聞)
 http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2012042802000197.html

上記URL先ページによると、今回語られた内容は

・コマツNTCのワイヤーソーの売上高
 ・20123月期:465億円(前期比44
  2011年7月頃から輸出が減少した。
 ・20133月期の見通し:180億円(同61

・市場の見通し:
 ・回復は少なくとも2013年以降、とみている。
 ・「中国は太陽光発電に積極的な姿勢を見せているほか、日本でも自然エネルギー発電の買い取り制度が固まってきており、需要が増える可能性もあるが、政策次第なので読みづらい状況だ」

等とのことです。


コマツの2011年度業績の決算資料[1]によると、2012年1-3月のワイヤソーの売上高は32億円(前年同期比89.8%減)と、通期よりも減少の度合いが格段に大きく、最近の太陽電池製造装置の販売が更に厳しい状況となっていることが想像されます。

また、(あくまでコマツによる予想とはいえ)需要回復は早くて2013年以降とのことで、今の太陽電池産業の生産停滞は簡単に抜け出せるものではない、ということでしょうか。

個人的にはとりあえず、日本での固定価格買取制度の開始がワイヤーソーの需要にどう影響するのか、注目したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]説明会資料(2011年度実績)
 http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/ir/results/201203/presentation1.pdf


※当ブログの関連記事:
北陸地方で太陽電池関連事業を手がける企業が、中国での需要増加の恩恵を受けているとのこと(2010/04/21)
コマツNTCのワイヤーソー受注は、2010年のピーク時から5割以上減っているとのこと(2011/08/15)
コマツNTCの2011年3月期売上見通しは前期の約2.2倍、太陽電池産業向けワイヤーソーの受注増加が寄与(2010/10/30)
コマツのシリコンウエハー製造用ワイヤーソーの受注が拡大中、中国での需要が強い(2011/01/05)
コマツNTCの年間受注規模が1,200億円超となるペース、太陽電池向けワイヤーソーの受注が増加(2011/02/11)
コマツNTCの太陽電池向けワイヤーソーの足元の受注は、リーマン・ショック前の3倍に達しているとのこと(2011/03/02)
コマツNTCが、東日本大震災の被災者を、期間社員として30人程度雇用する方針(2011/04/16)
コマツ社長が「コマツNTC」のワイヤーソー受注について、ドイツの予算縮小・中国などの予算増額方針から、見通しが困難と語る(2011/04/30)
コマツNTCが富山県南砺市で「福野第11・12工場」を竣工、全社での生産能力は約2割アップ(2011/05/19)
コマツNTCの子会社「ロゼフテクノロジー」が、太陽電池用シリコンウエハーの検査装置を発売(2011/06/12)
コマツNTCがワイヤーソーの減産を開始、中国需要が減速(2011/07/16)
コマツNTCの2011年4-12月のワイヤソー売上高は432億円(前年同期比85億円減)、10-12月は33億円(同206億円減)(2012/02/01)

2012年02月11日

安永の2011年4-12月期は、太陽電池ワイヤソー等の販売が大幅減

安永」社が2月10日に、2012年3月期3四半期累計(20114-12月)の連結決算を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・安永、今期業績を下方修正 [大証2](株探)
 http://kabutan.jp/news/?b=k201202100343

(安永のサイト掲載資料)
・平成24年3月期 第3四半期決算短信
 http://www.fine-yasunaga.co.jp/info/ir/tanshin/yasuall201202.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の業績は

・売上高:276億6,600万円(前年同期比5.3%増)
・営業利益:12億300万円の黒字(同37.4
・経常利益:11億3,000万円の黒字(同35.6
・四半期純利益:7億7,200万円の黒字(同30.0

そしてこのうち「機械装置事業」については

・売上高:69億4,300万円(前年同期比45.9%増)
・営業利益:1億700万円(同45.2
・背景:
 自動車向け工作機械は、海外向けを中心に売上が増加。
 しかし太陽電池関連では、市場環境の悪化により、顧客(中国向け等)の新規設備
投資
大幅に抑制された。
 このため、特に第3四半期に、ワイヤソー等の売上が大幅に落ち込んだ

との状況が紹介されています。


太陽電池製造向けのワイヤソー・ソーワイヤのメーカーについては、当ブログでチェックしているだけでも軒並み販売の悪化が公表されており、太陽電池セルの製造企業での設備投資が停滞していることが強く感じられます。


※参考サイト・ページ
・[1]安永
 http://www.fine-yasunaga.co.jp/

2012年02月04日

旭ダイヤモンド工業の2011年4-12月の電着ダイヤモンドワイヤ販売が大きく後退

旭ダイヤモンド工業」社が2月3日、2012年3月期3四半期(20114-12月)の業績を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・旭ダイヤ、純利益43%減の39億円に 12年3月期(日本経済新聞)
 http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE1EAE7E6E6E2E4E2E2E1E2E0E0E2E3E09686E3E2E2E2;av=ALL

(旭ダイヤモンド工業のサイト掲載資料)
・第3四半期決算短信
 http://www.asahidia.co.jp/pdf_ir/24-03-shihanki3.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の業績は

・売上高:334億200万円(前年同期比6.9%増)
・営業利益:68億9,500万円の黒字(同11.7
・経常利益:70億5,300万円の黒字(同11.3
・四半期純利益:37億1,200万円の黒字(同21.0

そして「電着ダイヤモンドワイヤ」については、

・主な需要先である太陽電池市場
 ・欧州での金融不安
 ・過剰供給による在庫調整
 などの影響を受け、販売大きく後退した。

との状況が紹介されています。
(※具体的な数字(売上高など)は記載されていません)


2月に入ってから、太陽電池向けのシリコン切断用装置やソーワイヤの販売減少を報じるニュースが相次いでおり、太陽電池メーカーでの生産調整が行われていることが強く感じられます。


※参考サイト・ページ
・[1]旭ダイヤモンド工業
 http://www.asahidia.co.jp/

2012年02月03日

ベルギーBekaert社が、中国・ベルギーでの太陽電池用シリコン切断用ソーイングワイヤ事業を縮小する方針

ベルギーのスチールコード製造会社「Bekaert」が2012年2月2日、太陽電池用シリコンの切断用ソーイングワイヤ事業縮小する方針を、発表したとのこと。

(ニュース記事)
・ベルギーのベカルト、国内と中国で1850人削減へ−太陽電池の需要減(ブルームバーグ)
 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LYRHFO0UQVI901.html

(Bekaert社のサイト内ページ)
・Bekaert realigns activities with new business environment
 http://www.bekaert.com/en/About%20us/Press/News/12-02-02%20Bekaert%20realigns%20activities%20with%20new%20business%20environment.aspx

上記URL先ページによると、今回の措置の概要は

・目的:
 市場で生産能力過剰となっており、これに対応する。

・具体的な取り組み:
 ・中国:
  2011年12月減産を開始している。
  人員は、1,250人を削減する方針。
 ・ベルギー:
  ・Aalter
  ・Zwevegem
  ・Deerlijk
  ・Ingelmunster
  で行っている事業を縮小する方針。
  約600人の削減を計画している。

等となっています。
(※Bekaert社の従業員数は、世界全体で2万8,000人)


今回の記事もそうですが、昨年来の大規模なモジュール供給の過剰による影響が、いよいよ(日本企業も含めて)世界各地で太陽電池関連企業の事業縮小として表面化してきている、ということを感じます。


※参考サイト・ページ
・[1]Bekaert
 http://www.bekaert.com/

フジミインコのシリコン切断用ワイヤーソー向け製品の、2011年4-12月の売上高は10億400万円(前年同期比22.5%減)

フジミインコーポレーション」社が2月1日に、2012年第3四半期(2011年4-12月)の連結決算を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・【材料】フジミインコ、今期業績見通しを下方修正で急反落(株探)
 http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201202020047

(フジミインコーポレーションのサイト掲載資料)
・平成24年3月期第3四半期決算短信
 http://www.fujimiinc.co.jp/ir/pdf/2012-02-01-3.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の業績は

・売上高:210億200万円(前年同期比12.1
・営業利益:11億3,100万円の黒字(同56.1
・経常利益:11億8,000万円の黒字(同54.1
・四半期純利益:6億200万円の黒字(同64.7

そして、シリコン切断用ワイヤーソー向け製品については、

・売上高:10億400万円(前年同期比22.5
・背景:
 ・半導体市場
 ・太陽電池市場
 が低迷した。

との状況が紹介されています。


コマツNTCでは、2011年10-12月の太陽電池向けワイヤーソーの販売が特に急減していたので、フジミインコ社の同期間のワイヤーソー向け製品の販売状況がどうだったのか、というのも(太陽電池製造装置の需要動向を見る上で)気になるところです。


※参考サイト・ページ
・[1]フジミインコーポレーション
 http://www.fujimiinc.co.jp/