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2014年04月01日

全国太陽光発電促進協議会と建設技術情報センターが「太陽光発電技能マイスター認定制度」を制定、メーカーを超えた専門技術者の養成を図る

  • 一般社団法人 全国太陽光発電促進協議会
  • 一般財団法人 建設技術情報センター

2014年度から、施工技術者向けの「太陽光発電技能マイスター認定制度」を開始するとのことです[1][2]。

制度の概要は下記の通り。

背景

  • 従来の施工技術者は、太陽光発電システムのメーカーが個別に認定しているが
    ・設置技術が異なるため、他メーカーの機器が設置できない
    等の弊害があり、機器のメーカーを問わず取り扱いできる専門技術者の養成が急務になっている。

講座

  • 受講対象者建設技術関係者、電気工事関係者など
  • 受講費用9万8000
  • 実施方法通信教育
    インターネットによる
    ・問題集の配信
    ・終了試験
    等も行う。
  • カリキュラム
    ・第1巻:はじめに 太陽光を取り巻く背景
    ・第2巻:太陽光発電の種類と特徴
    ・第3巻:建築構造に関する基礎知識
    ・第4巻:防水の種類と分類
    ・第5巻:太陽光発電システム施工前の心構え
    ・第6巻:太陽光発電システムの設置工事
    ・第7巻:太陽電池(モジュール)取付に関する作業手順
    ・第8巻:電気機器関連の施工について
    ・第9巻:メンテナンス(重要性と現状)
    ・第10巻:メンテナンス(検査方法)
    ・第11巻:廃棄太陽光パネルのリユース・リサイクル
    ・統括
  • 実施規模
    講座修了者は、初年度は900人程度とする予定。
    次年度以降には、年間数千〜1万人規模を目指す。
  • その他
    ・講座修了者(修了書の取得者)には、実地講座や検定をオプションで用意する。
    ・将来的には、国家資格化も視野に入れている。

実施者(建築技術情報センター)とカリキュラムの項目からすると、(住宅用を含めた)建物屋根設置が主な対象と思われますが、肝心の設置技能については(オプションは別として)どういう扱いにするのか、現時点で記載が無く、その点を明確にすることは必要だと考えます。(例えば、受講者はメーカーの技能認定を取得していることが前提、等)

また約10万円の講座ながら、カリキュラムの詳細も不明ですが、その点(見本としての教材内容の一部公開など)は、例えば開設予定のポータルサイトが担う必要があると考えます。

その他にメーカーの垣根を越えた技能認定制度として、太陽光発電協会が住宅用で制定済みの「PV施工技術者制度」[4]とはどのような関係になるのか、という点も気になるところです。


※参照・参考サイト:
[1]太陽光発電技能者 マイスター技能講座(建築技術情報センター)
http://www.ctic.co.jp/solar/index.html
[2]「太陽光発電」普及へ後押し 「技能マイスター認定制度」がスタート(サンケイビズ)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140330/mca1403302250006-n3.htm
[3]太陽光発電推進協議会
http://j-taiyoko.org/
[4]Jcot PV施工技術者制度運営センター
http://www.jcot.jp/

2013年04月09日

豊橋市の「白繁」社が大波スレート屋根(アスベスト含む)に太陽電池パネルを設置、「ダストホールシステム」等を採用

愛知県豊橋市の「白繁(はくしげ)」社が、自社倉庫のアスベストを含む大波スレート屋根に、太陽電池パネルを設置したとのことです。

ニュース記事[1]によると、この設置は

・「DHダストホールシステム」:アスベストの飛散防止
専用安全金具・落下防止金具:耐久性などの確保

といった技術の採用で実現。

また同社は、スレート屋根向けの産業用太陽光発電システム施工を本格開始したとのことで、記事では社長の方による

「これまで、設置が不可能とされた大波スレート屋根にDHシステムを採用することで、工場や倉庫などのスレート屋根にも設置可能です」

等のコメントが紹介されています。


「ダストホールシステム」については開発団体・企業の情報が幾つかありました[2][3]が、具体的にどのような技術・工法なのかはわかりませんでした。

アスベストを含むスレート屋根へのパネル設置については、3年前に川口スチール工業が「スレート屋根改修無塵カバー工法(PVスタンディングルーフ)」を開発していましたが、固定価格買取制度により産業用太陽光発電に対する需要が増えている現状では、古いスレートを用いた屋根に対応できるこれらの技術も、より重要性を増しているのでは、と想像します。


※参照・参考サイト:
・[1]大波スレート屋根に太陽光パネル(東日新聞)
 http://www.tonichi.net/news/index.php?id=28531
・[2]スマートパワー(株)(PV EXPO 2013)
 https://www.r-expo.jp/mar2013/exhiSearch/FC/jp/search_detail.php?id=1542
・[3]石綿飛ばさず太陽光パネルを設置(日経BPネット)
 http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20130221/340915/?rt=nocnt


※関連記事:
「川口スチール工業」が、「スレート屋根改修無塵カバー工法(PVスタンディングルーフ)」を開発・提供開始(2010/05/14)

2013年02月22日

ソーラーフロンティアが住宅屋根向け「クロスワン工法(仮称)」を開発、施工時間を約40%削減できるとのこと

ソーラーフロンティア社が2月21日に、「PV EXPO 2013」(2月27日〜、東京ビックサイト)の出展内容を発表していました。

(ソーラーフロンティア社のサイト内ページ)
・新架台や見える化商品など住宅向け新商品を展示
 http://www.solar-frontier.com/jpn/news/2013/C016760.html

上記URL先ページによると、今回は住宅屋根へのモジュール設置向けの「クロスワン工法(仮称)」が参考出展されるとのこと。

自社開発された同工法では、

部品数の大幅削減
 従来以上の安全性・信頼性を確保しつつ、
 ・屋根への取り付け金具
 ・モジュール固定用の部品
 の数を大幅に削減。

・効率的に配置した最小限の縦材横材構成

新しいモジュール固定方式

により、施工時間を自社従来工法から約40%削減できるとのことで、出展ブースでは1時間に1回、社員による模擬屋根でのデモが行われる予定とのことです。


現時点では写真などが公表されておらず、どのような工法なのか全く分からないのが残念ですが、施工時間の4割削減となると、初期費用削減への寄与も小さくないのでは、と考えるので、まずはPVエキスポでの公開に注目・期待したいところです。

2013年01月09日

エコリンクスがPV施工技術者制度の第1号認証研修機関に認定、2013年1月から研修を定期開催する予定

エコリンク」社が2012年12月28日に、

・JPEAの「PV施工技術者制度」の、第1認証研修機関に認定された。

と発表していました。

(ニュース記事)
・「PV施工技術者認定制度」第1期認証研修機関に認定 〜 太陽光発電における業界共通の基礎技術認定制度がスタート 〜(サンケイビズ)
 http://www.sankeibiz.jp/business/news/130107/prl1301071708031-n1.htm

(エコリンクス社のサイト)
・京都エコエネルギー学院
 http://www.eco-linx.com/

上記URL先ページによると、今回の認定の概要は下記の通り。

・背景:
 PV施工技術者制度の認証研修機関は、現在JPEAにより公募・認定されており、認定には
 ・講師の陣容
 ・研修設備
 に関する基準を満たしている事が要求される。

・今後の方針:
 運営する「京都エコエネルギー学院」で、2013年1月から「PV施工技術者認定制度」に則った研修定期開催していく。


JPEAのサイト[1]では、エコリンクスの他に「ウイズミー」社が認証研修機関として掲載されており、これら2社が第1号の認証機関となった、ということでしょうか。

エコリンクスは京都、ウイズミーは東京に拠点を構えていますが、住宅屋根への太陽電池パネル設置において国民生活センターが受けた相談件数は増加傾向にあるので、施工品質をできるだけ早く高めるためにも、今後は更に日本全国に認証機関・拠点が拡大することを、強く期待したいところです。


※参考サイト:
・[1]「PV施工技術者制度」認証研修機関と認証研修について(JPEA)
 http://www.jpea.gr.jp/jcot_training.html


※関連記事:
太陽光発電協会が「PV施工技術者制度」を創設、業界共通の基礎技術認定制度となる見込み(2012/11/21)

エコリンクス社が2012年2月から、産業用太陽光発電システム向け「太陽光設計士」の養成研修の定期開催する予定(2012/02/09)

国民生活センターが住宅での太陽電池パネル設置について受けた相談件数は、2010年度32件・2011年度45件・2012年度(4-11月の8ヶ月間)31件と増加傾向(2012/12/16)

2012年12月16日

国民生活センターが住宅での太陽電池パネル設置について受けた相談件数は、2010年度32件・2011年度45件・2012年度(4-11月の8ヶ月間)31件と増加傾向

下記URL先ページでは、住宅用太陽光発電システムのパネル設置・施工で発生しているトラブルについて解説されています。

(ニュース記事)
・太陽光発電、施工ミス続出…急速普及で人材不足(読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121214-OYT1T00613.htm?from=ylist

記事ページによると、国民生活センターが住宅での太陽電池パネル設置に関して受けたトラブルの相談件数は、

2009年度まで:20件以下
2010年度:32
2011年度:45
2012年度(※11月までの8ヶ月間):31

と増加傾向にあるとのこと。

また、

・「パネルを設置した時に屋根を支える重要な木材に穴を開けられた」
・「設置してまだ1年のパネルが強風で吹き飛ばされた。
  施工業者と連絡がつかない」

との相談者の声も紹介されています。


国民生活センターが住宅用太陽光発電全般について受けた相談件数は、2012年1-6月に737件(うち訪問販売が515件)とのことで、パネル設置に関する相談件数が占める割合自体は小さいようですが、なにしろ設置場所が高所であり、かつ設置物自体に相当の重量があるだけに、住宅自体のトラブル(雨漏り、強度低下)はまだしも、パネル等が吹き飛ばされ落下した場合に死傷者が出る可能性は十二分にあるので、悲惨な事故が発生する前に、一刻も早く根本的な対策(一定以上の施工技術・品質の確保)を講じる必要があるのでは、と考えます。

特に普及のスピードが増している現状では、いずれ社会問題化する可能性もあるのではないでしょうか。


※関連記事:
国民生活センターが2012年1-6月に受けた太陽光発電に関する相談は737件(前年同期比で約4割増)、うち訪問販売が515件(2012/08/17)
経産省が、住宅用太陽光発電に関するトラブルと対策を解説したリーフレット(PDF形式)を公開中(2012/12/07)

2012年12月05日

米SunPowerが窪倉電設に「T5ソーラールーフタイル」540kWを供給予定、部材の単一ユニット化やインターロック方式の採用などにより、設置の簡易化と耐久性確保を実現

SunPower社が2012年12月4日に、

・「窪倉電設」社との間で、産業用製品「T5ソーラールーフタイル」の供給契約を締結した。

と発表したとのことです。

(ニュース記事)
・SunPower、システム・インテグレーターの窪倉電設と産業用T5ソーラールーフタイルの供給契約を締結(サンケイビズ)
 http://www.sankeibiz.jp/business/news/121204/prl1212041108016-n1.htm

上記URL先ページによると、T5ソーラールーフタイルの主な特徴は下記の通り。

・部材一式を単一ユニット化
 ・太陽電池パネル
 ・フレーム
 ・設置システム
 を一つの組み立てユニットにしており、屋根にアンカーの穴を開けずに設置できる。

太陽電池パネルの傾斜
 パネル(変換効率20%のE20/327)には5度の傾斜を持たせており、発電能力をアップする。

インターロック方式の採用:
 特別な工具を用いずに、すばやい設置が可能。(設置時間は、従来製品の約半分
 かつ、強風に耐えられる安全な設置を実現する。

・柔軟な設置対応力
 特許取得済みの設計により、様々な
 ・陸屋根
 ・傾斜の緩い屋根
 に対応できる。

耐久性を確保:
 空気力学に基づくセルフバラスト設計を採用しており、強風・流水の影響を受けない。
 また、強靭なガラス充填ポリマー材の採用により、耐久性も高めている。

窪倉電設では計540kW分の「T5ソーラールーフタイル」を、2013年2月までに神奈川県内の施設4件に設置する方針とのことです。


サンパワー社のサイト[1]に掲載されている動画を見る限りでは、輸送時のコンパクトに重ねられた状態や、ユニットの外観、また組み立て・接続方法と、簡単に組立できるよう考慮されたキットのような印象で、非常に洗練されていると感じました。

ただこれだけ設置が簡易化されている分、本当に台風などにも十分に耐えられるのか、個人的には正直不安も感じますが、米国で既に設置実績を重ねているのであれば、見た目以上に信頼性は高い、ということでしょうか。

建物への負担の軽さに加えて、外観のシンプルさも大きな魅力だと思うので、日本国内での今後の展開に注目・期待したいところです。


※参考サイト:
・[1]サンパワー社のT5ソーラールーフタイル
 http://www.sunpowercorp.jp/commercial/rooftop-solar-solutions/T5/
・[2]PVP JAPAN株式会社(窪倉電設のサイト内)
 http://kuboden.co.jp/company113.html


※関連記事:
米SunPower社が「PV EXPO 2012」に、モジュール変換効率20.1%の単結晶太陽電池パネル「E20」を出展(2012/03/03)

新潟県の燕市が、民間企業による市内でのメガソーラー建設計画(1MW)を発表(2012/03/28)

2012年11月24日

カナメ社が産業用太陽光発電向けの「カナメ重ね折板用架台」を発売、屋根の既存ボルトを利用しサイズ対応力も柔軟

栃木県の「カナメ」社が、産業用太陽光発電設備向けの「カナメ重ね折板用架台」を発売したとのことです。

(ニュース記事)
・屋根への穴あけ不要、重ね折板用の太陽電池架台(新建ハウジング)
 http://www.s-housing.jp/archives/31929

(カナメ社のサイト内ページ)
・カナメ重ね折板用架台
 http://www.caname-solar.jp/metal/kasane.html

上記URL先ページによると、概要は下記の通り。

・主な特徴:
 ・屋根への穴あけが不要
  縦材受け金具は、折板屋根の既存ボルトを利用しナットで固定する。
  これにより施工が簡単で、かつ雨漏り発生のリスクを解消できる。
  (※設置には、
    ・ボルトのサビ除去などにより、ナットが容易に取れること
    ・既存剣先ボルトの有効長さが22mm以上
    が前提)
 ・柔軟な設置対応力
  縦材に通しレールを備えており、モジュール固定用金具がレース上をスライドできる。
  これにより、モジュールのサイズと折板のボルト位置に関係無く取り付けが可能。
  また、縦材のジョイント材は受け具の影響を受けない構造で、レールに穴を開ける必要が無い。
 ・高い耐久性・強度
  金具の素材には、ステンレスにアルミめっきを施した「アルスターステンレス」を採用。
  塩害が厳しい沖縄の海岸近隣地域でも、高い耐食性を発揮する。
  また強度が高く、
  ・基準風速が大きい地域
  ・高い建物
  でも対応可能。

・金具:
 ・縦材AL
 ・縦材受け金具セット
 ・一般部用押さえ金具セット
 ・端部用押さえ金具セット
 (材質はアルミ、アルスターステンレス)

・対応可能なモジュール:
 ・サイズ:短辺:1,120mm以下・長辺1,700mm以下、面積1.7m2/枚以下
 ・重量:23.0kg/枚以下

・架台重量の目安(参考):約35kg/kW(モジュール重量は除く、設置条件によって数値は変わる)


ニュース記事には大きい写真が掲載され、またカナメ社のサイトでも多数の写真つきで詳しい解説がなされており、一見ちょっと複雑そうながら、設置方式への理解がしやすいのは助かります。

屋根へのパネル設置というと、とにかくしっかり固定するもの、というイメージしか正直無かったので、サイズ等の面で設置に柔軟さを持たせている今回の方式は、非常に興味深いです。

加えて屋根の既存ボルトを固定に用いることから、設置の強度も十分に得られるのでは・・・と想像するので、今後の導入・普及動向に注目したいところです。


※関連記事:
宇都宮市の金属屋根メーカー「カナメ」が、屋根に穴を空けずに太陽電池パネルを設置できる工法を開発(2009/11/13)
カナメ社の太陽電池パネル設置工法「PVグリップ工法」の紹介記事(2009/11/14)
「カナメ」社が、新工法「フォトボルティックグリップ工法」の全国販売を開始(2010/06/01)

2012年11月21日

太陽光発電協会が「PV施工技術者制度」を創設、業界共通の基礎技術認定制度となる見込み

太陽光発電協会2012年11月19日に、「PV施工技術者制度」の創設を発表したとのことです。

(ニュース記事)
・太陽光発電協会が施工技術者の認定制度スタート 優良業者の選別にも(サンケイビズ)
 http://www.sankeibiz.jp/business/news/121120/bsc1211201447014-n1.htm

(太陽光発電協会のサイト掲載資料)
・「PV施工技術者制度」の創設について
 http://www.jpea.gr.jp/pdf/t121119.pdf

上記URL先ページによると、制度の概要は下記の通り。

・目的:
 一般住宅向け太陽光発電システム設置において必要とされる、施工者の基礎的な知識・技術の習得レベルを太陽光発電協会が認定することで、業界全体の施工品質水準の確保・向上を図る。

・内容の構成:
 経済産業省からの委託事業「住宅用太陽光発電システム設置工事に関する研修事業」(2009〜2011年度に実施)向けとして太陽光発電協会が開発した研修カリキュラムを基に、太陽光発電システムの各メーカー独自の施工ID研修における基礎技術部分を取り込み、業界共通の基礎技術認定制度としている。

・カリキュラム:
 ・研修
  ・担当:太陽光発電協会の認証を受けた研修機関
   2012年12月から順次認証を開始。
   認証期間は協会のウェブサイトに掲載される。
  ・内容:
   ・座学講習
   ・実技試験
   ・学科試験
 ・認定試験
  ・内容:
   上記の認証研修用テキストの内容に基づく筆記試験。
  ・受験資格者:
   ・認証研修で修了証の交付を受けた者
   ・上記と同等の知識・技能を修得していると認められる者
    (各メーカーの施工ID取得者、2011年度の「住宅用太陽光発電システムに係る施工研修」の修了者など)
  ・実施ペース:年1〜2回の予定(2012年度は1回、12月中旬にウェブサイトで募集案内を発表)
  ・実施会場:全国8ヶ所程度の予定(2012年度は5ヶ所程度)
  ・受験料:2012年度は1万2,000円の予定。
 ・認定
  ・条件:
   上記認定試験で一定水準以上の知識を持つと認められること。
  ・認定料:2012年度は6,000円の予定。
   認定証が交付される。
   (認定者の情報は、太陽光発電協会のウェブサイトで公表される予定)

・認定証の有効期限:発行から4年間
 期限を更新するには、認定証の有効期間内の所定手続き(更新研修の受講など)が必要。

・その他:
 認定を受けた者は、太陽光発電協会が定める「PV施工技術者心得(仮称)」を守る必要がある。


施工技術者の認定制度については2010年に創設方針が公表されており、それから2年半以上が経っていますが、いよいよ正式に制度がスタートするとのことで、消費者側にとっても分かりやすい施工技術水準の目安として機能することを、強く期待したいところです。


※関連記事:
「太陽光発電協会」や経産省が、「PV(太陽電池)施工士」(仮称)の認定制度を創設する方針(2010/04/06)
「太陽光発電協会」による2011年の住宅用太陽光発電システム施工研修は、実技指導も盛り込む(2011/04/15)
太陽光発電協会が2012年度中に「PV施工技術士認定制度」を創設する方針、「住宅用保守点検ガイドライン」も制定する予定(2012/07/02)

2012年10月17日

LIXIL社の「ソーラーベース折板タイプ」は、屋根への穴開けや溶接が不要

下記URL先ページでは、LIXIL社の「ソーラーベース折板タイプ」について、同社の方々による解説が掲載されています。

(ニュース記事)
・LIXIL 金属折板屋根に太陽光発電 軽量で小規模倉庫に最適(物流ウィークリー)
 http://www.weekly-net.co.jp/products/post-7816.php

この中で、代表的な2種の折板屋根への固定方法について、下記の内容の解説がされています。

・「ハゼ式」の場合:
 端部の重ね部分の巻き込みを、金具で締めて固定する。
 (「つかんで固定」する方式)

・「重ね式」の場合:
 タイトフレームボルト(躯体と折板の接点)に、金具で固定する。

これらの方式により、

・屋根にを開ける必要が無い(漏水などの可能性を低減できる)
溶接が不要(工期の短縮に寄与)

とのメリットが得られるとのことです。


既存の構造物を必要以上に傷つけず、且つ確実な固定を実現し、しかも施工の手間を簡易化するというのは容易なことではないと思われますが、「建物」に関してLIXIL社が持つ豊富な技術・経験・ノウハウが、金具による固定方式の実現につながった、ということでしょうか。

屋根の耐加重も考える必要があるとはいえ、既存建物への設置負担を軽くできるのは、太陽光発電の普及において非常に重要なことだと思うので、「ソーラーベース折板タイプ」の今後の適用拡大に期待したいところです。


※関連記事:
LIXIL社が、産業施設の金属折板屋根(重ね式、ハゼ式)向けの太陽光発電システム「ソーラーベース 折板タイプ」を発売予定(2012/06/15)

2012年09月26日

陸屋根向け工事の専門サイト「棟梁ドットコム」がオープン、「金属屋根防水」「マグネット工法」を提案

メディオテック」社が2012年9月24日に、陸屋根向けの太陽光発電システム設置工事の専門サイト「棟梁ドットコム」を開設したとのこと。

(ニュース記事)
・ 日本初!陸屋根の太陽光発電工事専門サイト【棟梁ドットコム】を公開(ゆかしメディア)
 http://media.yucasee.jp/r/detail/149610

(該当サイト)
・棟梁ドットコム
 http://taiyoko.touryo.com/rikuyane/index.html

上記URL先ページによると、このサイトでは

金属屋根防水
 元は屋上緑化用の防水加工技術。
 ステンレス鋼版表面保護膜加工を施したものを使用する。
 (30年間のノーメンテナンスが可能とのこと)

マグネット工法
 「着磁補強板」を太陽電池パネルの設置箇所に貼り付け、そこに強力な永久磁石40kg/基、1枚あたり4基)によってパネルを取り付ける。
 これにより、屋根への穴開けが不要となる。
 また、
 ・50m/秒(大型台風並み)の耐風試験
 ・300GALの耐震試験(大震災級)
 で安全性が確認されている。

の2種のオリジナル施工プランを中心に、陸屋根専門のオリジナルパッケージを提供していくとのことです。


「棟梁ドットコム」のサイトには分かりやすい施工事例の動画が掲載されており、金属板や接着剤、永久磁石などを用いる設置工法は、工事に対する通常のイメージを覆すもので、非常にユニークです。

強度が試験によりしっかり確認されているということであれば、施工の簡易さによる建物への負担の軽減は非常に大きな魅力であり、陸屋根への太陽光発電導入のハードルを大きく引き下げることになるのでは、と期待が高まります。
(ただ動画を見る限り、パネルの設置高さが低いので、冬に雪が積もる地域には向かないでしょうか?)