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2014年03月23日

西北プライウッドの木製架台は、宮城県産杉の単板積層材を使用

東京の「西北プライウッド」社が、宮城県産木材を用いた太陽電池パネル架台を開発し、実証展示を開始しているとのことです[1]。

概要は下記の通り。

  • 背景・目的
    東日本大震災の被災地では、メガソーラー事業の増加により、架台の需要も拡大している。
    今回は地域産木材の用途拡大や森林整備の推進、復興への寄与を狙いとして、実証展示で耐久性などを検証し、木製架台の普及を目指す。
  • 架台の仕様
    ・サイズ:縦6m×横4m×高さ(傾斜部分)1.6m
    ・素材:単板積層材杉板を重ね合わせたもの)
  • 実証設備
    ・場所:宮城県石巻工場の敷地内
    ・発電容量:500kW
    ・架台の設置数:155
    ・稼動時期:2014年6月末までに完成・稼動開始の予定

西北プライウッド社は元々、建築物向けにLVL(単板積層材)を手がけている[2]とのことで、太陽電池パネル架台に用いる場合でも、荷重に対する強度は十分に実現できるものと推測します。

ただ架台の場合は、露出したまま屋外に長期間晒されることになるので、風雨や日光でどのような影響を受けるか、という点は確かに、検証の必要があるものと考えます。

十分な耐久性が確認され、地元メガソーラーの需要を獲得できれば、相当な供給量が見込めると思われるので、太陽光発電事業と地域経済のつながりを強める意味でも、商品化の実現に期待したいところです。


※参照・参考サイト:
[1]石巻・太陽光発電の実証展示 県産材でパネル台(河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140321_12026.html
[2]LVL製品(西北プライウッド)
http://www.seihoku.gr.jp/seihoku-plywood/lvl/index.html
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2014年02月26日

秋田の協和精工が雪国向けの架台「スノーターン90」を開発、角度調整が容易・自由

秋田県の「協和精工」社が2014年2月25日に、

  • 雪国向けに、太陽電池パネルの自由な角度調節ができる架台スノーターン90」を開発した。
と発表していました[1]。

製品の概要は下記の通り。

特徴

  • 角度調節が自由・容易
    角度調節には、独自の作動方法による手動式を採用。
    既存の同タイプの架台(角度変更が段階的、操作に電力や膨大な労力が必要)と異なり、1人のみで、小さい力で角度を細かくスムーズに調整することができる。
  • 積雪地域での発電量アップに寄与
    上記の利点により、
    ・降雪時にパネルを垂直に立てての積雪防止
    ・パネル角度を太陽の向きに合わせる
    ・角度変更により、雪の反射光をパネルに当てる
    等の措置が容易に行える。
  • 実用新案を取得済み。(2013年4月

種類

  • 平面設置タイプ
    ・設置場所:ビルの屋上、一般家庭の庭
    ・対応パネル:全メーカーに対応可能
    ・販売価格:1台100万円(税抜き)〜で検討中。
  • 壁掛けタイプ
    ・設置場所:垂直な壁
    ・対応パネル:全メーカーに対応可能
    ・販売価格:1台20万円(税抜き)〜で検討中。

展開

  • 採用事例
    初設置は、秋田県湯沢市役所の新庁舎(2014年4月オープン予定)の屋上。(2013年12月
  • 発売時期2014年秋の予定
  • 販売体制
    2014年春に、販売代理店の募集を開始する予定。
     この販売代理店を通じ、受注生産を行う。
    ・販売代理店以外にも、
     ・太陽電池パネルメーカー
     ・発電設備設置の専門会社
     等に採用を働きかける。
  • 販売地域
    当初は秋田県内をメインに、「平面設置タイプ」の販売数10件程度を目指す。
    将来的には、
    ・北海道、東北、北陸、山陰
    ・海外(北米・ヨーロッパ等)
    での展開も検討する。

写真を見る限りでは、

  • 回転軸より上の部分の強度は十分か
  • 操作用の(と思われる)ハンドルがかなり下に位置しているので、積雪で埋まることは無いか
  • 外に長期間晒されることで、可動部分に錆が生じて動かしにくくなることは無いか
といった点が気になりますが、機構・機能的に非常に興味深い製品であることは、間違いないとも思います。

もし、パネル上に多少雪が積もっても十分に人力で稼動できるのであれば、積雪時の雪落としにも利用できるのでは、と想像します。

ただ価格については、1基あたりのパネル容量が1.5kW程度とみられる「平面設置タイプ」で100万円〜というのは、架台としてかなり高額な部類と思われるので、今後の受注拡大などによりコストダウンが十分に進むことが必要では、とも考えます。


※参照・参考サイト:
[1]協和精工株式会社 雪国対応型・太陽電池パネル取付台を独自開発、実用新案登録証取得(PR Times)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000008479.html
[2]協和精工
http://www.kyowaseiko.co.jp/
posted by 管理人 at 01:23 | Comment(0) | 架台

2013年12月17日

ネクストエナジーが野立て設備建設用の杭打ち機器「ネクストパイラー」を開発、油圧ショベルのブレーカーに簡単に取付可能

ネクストエナジー・アンド・リソース社が2013年12月16日に、

  • 野立ての太陽光発電設備用に独自開発した杭打ち機器ネクストパイラー」を、実際のメガソーラー建設に投入した。
と発表していました[1][2]。

今回は、千葉県富津市で建設中の「富津ソーラー」(40.36MW)の建設工事に用いられているとのことで、機器の特徴は下記の通り。

  • 導入が容易
    一般的な建設機械である油圧ショベルブレーカーユニット部に、簡単に取付できる。
    これにより、複数台投入・数箇所での同時作業も可能となり、工期短縮・コスト削減が期待できる。
  • 打設スピードの速さ
    1台で、1日80本以上の打設が可能。
    (富津ソーラーの現場では、1台あたり1日100本程度のスピードで施工している)
  • 傾斜地に対応
    15度程度までの傾斜地での施工に対応できる。

詳しい構造や仕様は判りませんが、写真を見る限りでは複雑な機構は無いようで、通常のブレーカーに取り付けできる点で、(費用も含めた)導入しやすさではスクリュー式のものよりかなり優れているのでは、と推測します。

打ち込んだ杭の強度(引き抜きに対する強さ等)が十分であるなら、メガソーラーの稼動が認定分より大幅に少ない中で、建設スピードをアップするために、採用・普及が早く進むことが期待できると考えます。


※参照・参考サイト:
[1]地上設置メガソーラーの杭基礎施工性を飛躍的に向上させる独自開発の重機アタッチメント『ネクストパイラー』大型メガソーラー建設現場に導入、稼働開始(ネクストエナジー・アンド・リソース社)
http://www.nextenergy.jp/info/2013/info20131216.php
[2]@Pressに掲載のプレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/41058
posted by 管理人 at 00:38 | Comment(0) | 架台

2013年11月30日

文化シヤッターの2013年度上期の太陽光発電事業の売上高は4億6000万円、通期予想を上回る

文化シヤッター社が2013年11月26日に、20143月期第2四半期の決算説明会の資料を公開していました[1]。

この中で、太陽光発電事業の業績・状況は下記の通り。

業績

  • 売上高
    上期実績4億6000万
     ・5月発表の通期予想[4](4億円)を上回る数字。
     ・同事業が含まれる「その他事業」セグメントの売上高は16億7300万円。
      また、企業全体の売上高は565億7300万円。
    通期予想6億5000万円(前期比5億円の増加)
  • 受注高
    通期予想8億5000万円(同4億円の増加)
     ※従来の予想(5月発表)は8億円。

今後の方針:

  • 対象エリアの拡大
    事業拡充のため、対象エリア(従来は関東)を中部・関西・九州・東北に拡大する。
  • 自社の施設・土地への設置
    ・グループ施設(掛川工場ライフインセンター)や試験検証施設「ライフインセンター」の屋根
    ・遊休地(新潟県柏崎市、香川県高松市)
    に設置済みまたは建設中の発電設備により、地域特性や建物への設置条件を検証し、設置ノウハウの蓄積に努める。

売上高が上半期のみで通期予想(4億円[4])を上回ったという点には、今年に入ってからの産業用設備の着工急増の度合いが伺えます。
ただ、通期での受注見込みは5月時点の予想とあまり変わらず、下半期の需要は落ち着くと見ていることも伺えます。

セグメント売上高に占める割合は1/4強、また全売上高の中では1%未満と、比重は大きくは無いですが、産業用の認定容量は今年7月末時点で20GW超と巨大であるだけに、今後も販売が伸びる余地はまだまだ残っているのでは、と考えます。(認定済みの計画が実際にどれだけ動くのか、ということにもよりますが)

また、太陽光発電分野での文化シヤッター社の製品は、現在のところ野立て用の架台と基礎のみと見受けられます[3]が、2011年にはフィルム型太陽電池を用いた住宅用オーニングを発表しており、自社の経験・技術を生かした新しい展開も、今後有り得るのではないでしょうか。


※参照・参考サイト:
[1]2014年3月期(平成25年度)第2四半期における決算説明会(資料)(文化シヤッター)
http://navigator.eir-parts.net/EIRNavi/DocumentNavigator/ENavigatorBody.aspx?cat=tdnet&sid=1109927&code=5930&ln=ja&disp=simple
[2]文化シヤッター、アルミ架台など太陽光事業の売上高、通期で6億5000万円の見込み(Tech-On!)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20131127/319102/
[3]太陽光発電システム(文化シヤッター)
http://www.bunka-s-pro.jp/solar/index.html
[4]2013年3月期(平成24年度)決算及び第三次中期経営計画説明会(資料)(同上)
http://navigator.eir-parts.net/EIRNavi/DocumentNavigator/ENavigatorBody.aspx?cat=tdnet&sid=1065264&code=5930&ln=ja&disp=simple

※関連記事:
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2013年11月12日

カナメが産業太陽電池の取付金具に「25年保証」を設定、パネル保持機能を保証

カナメ社が、産業太陽電池取付金具(2012年8月に販売開始)に「25年金具保証」を設定したとのことです[1][2]。

概要は下記の通り。

  • 保証の対象
    屋根への太陽電池パネル設置において、パネルを「保持」する機能。
  • 保証内容
    保障期間中に、カナメ社製の金具が原因で保持機能が維持できなくなった場合は、
    ・無償での製品の修理・交換
    ・製品の取り外し・再設置にかかる費用の負担
    を行う。
    (※カナメが指定する施工マニュアルに則った施工、またカナメによる保証書の発行が条件)
  • 対象製品
    ・フラットグリップ(MKタイプ、SYタイプ、HKタイプ、VFタイプ、VTタイプ、TSタイプ)
    ・重ね折板用架台(ラック工法、ラックレス工法)
    ・縦葺き用金具(TL6タイプ、TL8タイプ、SDRタイプ、NSBタイプ、ET2タイプ)

産業用の金具の販売期間はまだ1年ちょっとですが、そこで今回の長期保証を打ち出したということは、(耐食性はさておき)少なくとも取り付け強度については、メーカーとしてかなりの程度、現場での実績・実証が得られている、ということだと思われます。

25年は、パネルの一般的な耐用年数(20年)を超える保証期間であり、サイト[2]でアピールされている製品の長所(耐食性に優れた素材(アルミめっきステンレス)の採用、屋根材メーカーとしてのノウハウの活用)と合わせて、耐久性・強度におけるカナメ社の強い自信が感じられます。

また産業用太陽光発電設備において、長期の耐久性に対するニーズがパネル以外にも広がっていることも伺え、今後も更に周辺部材の進歩は進んでいくと思われます。


※参照・参考サイト:
[1]『 業界初25年保証 』 産業用太陽光金具(ゆかしメディア)
http://media.yucasee.jp/r/detail/228991
[2]産業用太陽電池取り付け金具「25年価格保証」(カナメ社)
http://www.caname-solar.jp/metal/ulster.html

※関連記事:
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2013年11月08日

「住友林業鹿島ソーラー発電所」は自社製の木製架台を採用、事業化も視野

住友林業2013年11月1日に、

  • 茨城県鹿嶋市の自社遊休地に、「住友林業鹿島ソーラー発電所」(876kW)を設置した。
と発表していました[1]。

この発電所では、架台の約1/4[2]に自社製の木製架台を採用しているとのことで、その主な特徴は下記の通り。

  • 企画・設計・施工:自社で行った。
    シンプルな構成で必要強度を確保し、施工を合理化している。
    また、施設ごとに構造計算を行うことで、敷地条件に対応した設計も可能。
  • 素材:一般流通材(主に国産スギ材)を採用している。

住友林業では今後、木材・建材流通事業が持つ調達能力を活用して、木製架台の事業化を図る方針とのことです。


記事に掲載されている施工中の写真では、あたかも木造建築のような雰囲気があり、太陽光発電と木材の相性の良さが感じられます。

木製架台の開発は国内の複数地域で進められていますが、今回は林業の大手企業による取り組みということで、木製架台の普及・一般化において、また違った役割を果たす可能性があると考えます。

ただ、太陽光発電所建設の需要自体が、今後どこまで継続して見込めるものなのか、というのは、事業化における課題とも思われます。


※参照・参考サイト:
[1]茨城県鹿嶋市に太陽光発電施設「住友林業鹿島ソーラー発電所」が完成(住友林業)
http://sfc.jp/information/news/2013/2013-11-01.html
[2]スギ材を使った架台、太陽光の環境負荷を下げる試み(スマートジャパン)
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1311/07/news036.html
posted by 管理人 at 07:12 | Comment(0) | 架台

2013年10月26日

兵庫県内で「木製架台メガソーラー多可発電所」が建設中、県産のスギ間伐材を使用

兵庫県森林組合連合会が、同県内で「木製架台メガソーラー多可発電所」の建設を進めているとのことです[1][3]。

設備の概要は下記の通り。

  • 場所:兵庫県多可町加美区
  • 発電容量:約1.33MW
  • 太陽電池パネル
    シャープ製「ND-245FB」を5440枚使用する。
  • 架台
    ・材料:県産のスギ間伐材
     サンフォレストとNTTファシリティーズによる共同開発。
     加圧保存処理を行うことで、耐久性はJAS「日本農林規格」の性能区分K4相当を確保する。
     また廃棄時には、木質バイオマス用チップに再利用することが可能。
    ・基礎:コンクリート
     腐食防止のため、角材はコンクリ製基礎の上に設置し、地面に接触させない。
     また、角材と基礎の間もかさ上げして接触面を減らしている。
    ・パネルの角度:10
    ・設置個数:2段4列を680個
  • 担当
    ・設計・施工:NTTファシリティーズ
    ・建築工事:共立建設
    ・電気工事:日本コムシス
    ・製材:(協)兵庫木材センター
    ・防腐処理:株式会社ザイエンス
  • 事業費用4億
  • スケジュール
    ・2013年8月1日:着工(準備工は7月15日〜)
    ・2014年1月12日:竣工の予定

サンフォレスト社のサイト[3]では豊富な写真により、架台の細部や施工状況が詳しく紹介されており、木製架台の実例を示す貴重な資料だと感じます。

コンクリの基礎を打つ必要がある点では、鋼製のスクリュー式基礎を用いる架台より施工の手間はかかると思いますが、地元産の素材を活用でき、また廃棄後の処理もしやすい点は、やはり大きな魅力だと思います。

強度などの点で、設置可能な地域は限られそうですが、太陽光発電設備に付加価値をつけるものとして、他の発電所での採用が進むことも、期待したいところです。


※参照・参考サイト:
[1]兵庫県森林組合、木製架台で1.3MWのメガソーラー(Tech-On!)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20131025/311481/
[2]兵庫県森林組合
http://www.hyogomori.jp/
[3]サンフォレスト株式会社
http://www.sunforest.jp/

※関連記事:
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2013年10月12日

米SolarCity社がZep Solarを買収予定、同社の設置システムにより住宅屋根へのパネル設置スピードが倍増

米国

  • 太陽光発電システム設置事業者「SolarCity
  • 設置システム・部材メーカー「Zep Solar
の2社が2013年10月9日に、
  • SolarCityがZep Solarを買収することで、両社が合意した。
と発表していました[1]〜[3]。

概要は下記の通り。

  • 背景
    SolarCityは2013年初めに、Zep Solarの製品の使用を開始。
    これによりSolarCityの作業者は、1日あたりの住宅屋根への設置可能量が2倍になった。
    (設置後の外観的にも、競合他社のものより優れているとのこと)
    SolarCityでは今回の買収により、設置コストの更なる低減が可能になると見込んでいる。
  • 買収額:約1億5,800万ドル
  • 買収の完了時期2013年12月の予定。
  • 事業の体制
    買収後も、Zep Solarは独立した部門として運営される。

また両社は、Zep Solarの製品について、豪州・ドイツ・日本・英国での展開・販売も計画しているとのことです。


Zep Solarの屋根設置向け製品は、屋根の種類別に7種が用意されており[4]、ざっと見るだけでもかなり洗練されていることが感じられますが、実際に設置スピードが倍になったということには、強く驚かされます。

海外展開が実際に行われるのかどうかは不明ですが、Zep Solarが日本の住宅に合うものとして、どのような部材・設置システムを開発するのか、というのは、非常に興味を引かれるところです。


※参照・参考サイト:
[1]SolarCity to Acquire Zep Solar(SolarCity社)
http://www.solarcity.com/pressreleases/206/SolarCity-to-Acquire-Zep-Solar.aspx
[2]Solar City to Acquire Zep Solar(Zep Solar社)
http://www.zepsolar.com/index.php/company/news-press/press-releases/110-solarcity-acquire-zepsolar
[3]ソーラーシティー、主要サプライヤーを買収(WSJ)
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303836304579125930474013054.html
[4]Products(Zep Solar社)
http://www.zepsolar.com/index.php/products

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2013年10月04日

JFEエンジニアリングがメガソーラー「鶴の浦ソーラーパワー」を稼動開始、架台は軽量・長寿命な「JFEソーラーアレイ」を採用

JFEエンジニアリング2013年10月2日に、メガソーラー「鶴の浦ソーラーパワー」(岡山県倉敷市)の竣工式を行ったとのことです[1]。

これはJFEグループの技術を結集して作られた太陽光発電所とのことで、設備の概要は下記の通り。

  • 場所:JFEスチールの旧社宅跡地
  • 発電容量7MW
  • 発電電力量:年650万kWhの見込み
  • 架台
    JFEスチールグループがメガソーラー向けに開発した「JFEソーラーアレイ」を採用。
    下記の措置により、軽量化・長期耐久性の確保・施工の合理化・環境負荷の低減を図っている。
    ・素材:「JFE鋼板」社の高耐食性溶融めっき鋼板「エコガル
    ・基礎:鉄鋼スラグ水和物固化体「フェロフォーム」を用い、プレファブ化している。
    ・その他:
     風洞実験などの各種検討により、極限まで軽量化を行っている。

JFEグループは2〜3年前に宮崎県「都農第2発電所」の建設に携わっており、そこでの経験・ノウハウが、今回のメガソーラーにも生かされているものと想像します。

今回の発表[1]では架台「JFEソーラーアレイ」の写真は残念ながらありませんが、別の資料[2]では詳細が記述されており、細かい検討・配慮には、流石に大手メーカーの取り組みと感じさせられます。

ただこの架台では、パネルの傾斜角をかなり浅く想定している(10度など)とのことで、強風には強い一方、緯度が高い地域や降雪地域には向かないのでは、と考えます。

そのような地域に向く架台を、JFEグループとしてはどのように考えているのか、というのは、興味を引かれるところです。


※参照・参考サイト:
[1]岡山県倉敷市でメガソーラー発電所の稼動開始(JFEエンジニアリング)
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2013/20131002120905.html
[2]「JFEソーラーアレイ」の開発
http://www.jfe-steel.co.jp/research/giho/032/pdf/032-10.pdf
[3]エコガル(JFE鋼板)
http://www.jfe-kouhan.co.jp/products/ecogal/index.html
[3]フェロフォーム(JFEスチール)
http://www.jfe-steel.co.jp/products/slag/ff/
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2013年09月19日

香川のエムエスアイソーラー社が、軽量・低価格なステンレス製架台を開発

香川県の「エムエスアイソーラー」社が、軽量・低価格なステンレス製架台を開発・商品化したとのことです[1]。

製品の概要は下記の通り。

  • 主な特徴:
    新素材で低価格化
     ステンレス鋼メーカーが新開発したステンレス材(薄く高強度)を採用した。
     これによる軽量化で運搬・施工費用を低減し、価格ダウン(鉄製の7割、従来のステンレス製架台の半分)を実現した。
    小ロットにも対応可能
     小規模な遊休地での太陽光発電設置拡大に対応。
     大規模発注だけでなく、少量の注文にも対応する。
  • 用途:野立て用
  • 売上目標:年約2億

既存の架台と比べて3〜5割も価格が安い、という点には驚かされます。

強度・耐久性が既存の架台と比べてどうなのかは不明ですが、それらが従来と遜色無いのであれば、メガソーラー・小規模設備ともに初期コストの更なる低減に寄与できるのでは、と期待します。


※参照・参考サイト:
[1]太陽光パネル用の軽量架台を考案/坂出の会社(四国新聞)
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20130918000123
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