【現在位置】トップページ > 架台

(スポンサード リンク)

2013年09月19日

兵庫県作用町で、ヒノキ製架台を用いた太陽光発電所(190kW)が稼動開始

兵庫県作用町2013年9月18日に、ヒノキ製架台を採用した太陽光発電所が、稼動を開始したとのことです[1][2]。

施設の概要は下記の通り。

  • 場所:上月小学校裏側の、仮設住宅(2009年の水害時)の跡地(約2,000m2)。
  • 事業者:「佐用・IDECメガ・ソーラー有限責任事業組合」
    作用町と「IDEC」社(大阪市)が共同で設立した。
  • 設備
    ・太陽電池パネル:780
    ・架台:
     兵庫県産のヒノキ材(10.5cm×10.5cm×4m)を、約600本使用している。
  • 発電容量:約190kW

また作用町では他に、申山(もうすやま)残土処分場で計画しているメガソーラー(5MW)でも、同じくヒノキ材を用いる予定とのことです。


木製架台については、これまで国内で複数の開発・商品化の取り組みがありましたが、今回は実際の発電設備での採用事例であり、実地での実用性・耐久性の検証がより進むのではないでしょうか。

発電機器の支持部分に木材を使用できるのは、(他の発電方式の設備と比べて)軽量で、また稼動部分が無い太陽光発電ならではの特徴と思われるので、発電事業と地域の関連性を高める意味でも、これから採用が増えてくれば面白いと思います。

ただそれには、やはり十分な耐久性を備えていることが必須になると思うので、今回の事業で良い結果が示されることを、期待したいところです。


※参照・参考サイト:
[1]太陽光発電所:完成 架台に県産ヒノキ きょうから売電−−佐用町直営 /兵庫(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130918ddlk28020423000c.html
[2]メガソーラー事業(IDEC)
http://jp.idec.com/ja/technology/environment/megasolar/index.html

※関連記事:
posted by 管理人 at 01:57 | Comment(2) | 架台

2013年06月27日

タケダ機械の鋼材加工機がパネル架台向けで需要好調、受注が計画の2倍に

中日新聞の記事[1]で、石川県内の企業による太陽光発電関連ビジネスについて報じられていました。

この中でパネル架台向け加工機械について「タケダ機械」社の状況が紹介されており、主な内容は下記の通り。

  • 対象製品:穴あけ・切断複合機、形鋼加工機
    架台向けの専用機械ではないが、受注が拡大したことから、2012年末に太陽光関連分野に本格参入した。
  • 販売実績2012年12月〜2013年3月):
    全自動12台(※2012/12〜2013/5の販売計画は6台)
    半自動20台超(※同14台)
    このうち、太陽光発電向けは6割程度とみられる。
  • 今後の見通し
    太陽光発電向け需要は、福島第1原発事故以降に急拡大してきたため、2013年6月以降には一服感もある。

メガソーラーについてはパナソニックが将来の需要縮小を予想しており、また電力会社が受け入れ上限により連係を保留する事例も出ているので、今後は架台需要も、住宅用や中小規模の産業用の比重が増してくるのでは、と考えます。

とはいえ太陽光発電に対する一般の関心自体は、まだまだ十分に高いと思われるので、架台製造向け機械の需要の伸びも堅調さが期待できるのではないでしょうか。

とりあえず現状について、認定が先行している大量の太陽光発電事業計画のうち、実際に動き出している(着工した)のがどの程度の割合なのか、というのが気になるところではあります。


※参照・参考サイト:
[1]太陽光発電関連 日当たり良好(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2013062602100012.html
[2]UWD-45US UWD-70US(タケダ機械)
http://www.takeda-mc.co.jp/product/03_seikan/lst_seikan.html#uwd
[3]ドリル加工機(同上)
http://www.takeda-mc.co.jp/product/01_tekkotsu/lst_tekkotsu.html
posted by 管理人 at 02:24 | Comment(0) | 架台

2013年05月22日

GTスパイラル社の「スパイラル杭」が、太陽光発電向けで需要急増

ニュース記事[1]で、熊本の「GTスパイラル」社が製造・販売する「スパイラル杭」の販売状況が紹介されていました。

同製品は帯状の鋼板をねじって螺旋状にしたねじ込み式の基礎で、これまでは土木・農業用の基礎として受注実績を重ねてきたとのこと。

そして2012年夏のFIT開始後は、産業用太陽光発電設備のパネル架台基礎用として注文が急増し、

  • 太陽光発電設備での施工実績20ヶ所(計2万3,000本)
  • 製品の売上高2012年12月期は約3億円(前期の3倍)
という状況。
現在は、未発注の発電事業での需要を見込み、月3万本の生産能力整備を進めているとのことです。

また記事では、

  • 「逆回転するだけで簡単に撤去できるスパイラル杭の特長が強みになっている」(技術部長の方)
  • 「類似品も出回っているが、実験結果に裏付けられた強度や耐久性などをアピールしたい」(社長の方)
  • 「6月以降に再び受注のピークが来る」
とのコメントも紹介されています。


GTスパイラル社のサイト[2]では現在、野立ての太陽光発電設備での適用が前面に押し出されており、同分野が一気に主要な需要先となっていることが伺えますが、土木・農業分野で積み重ねてきた技術・実績に裏付けられている、ということでしょうか。

十分な強度が確保可能でありながら、工期の短縮・撤去の簡易化も実現できるとなると、借地や耕作放棄地での設置に非常に向く方式だと思うので、今後の供給能力増強が、稼動開始量と認定容量が大きくかけ離れている産業用太陽光発電の現状改善に寄与することを、期待したいところです。


※参照・参考サイト:
[1]GTスパイラル=(熊本市) 太陽光発電向け需要増 特許取得のねじり加工杭(くまにちコム)
http://kumanichi.com/kigyou/made_in/201305/20130521001.shtml
[2]GTスパイラル
http://www.gt-spiral.com/
posted by 管理人 at 07:53 | Comment(0) | 架台

2013年05月11日

愛媛県県森林組合連合会が、県産杉材を用いた太陽電池パネル用架台「媛ストラット」を商品化

愛媛県県森林組合連合会」が、県産木材を素材に用いた太陽電池パネル用架台「媛ストラット」を商品化したとのことです。

ニュース記事[1]によると、商品の概要は下記の通り。

  • 素材:県産ブランドの杉材「媛すぎ
  • 開発体制:
    ・愛媛県森連木材加工センター
    ・松山市内の電気工事会社
    が共同開発した。
    (2012年5月に開発開始、同年10月に特許出願)
  • 主な特徴:
    強度・耐久性を確保
     杉材に防腐剤を加圧注入しており、
     ・一般的な鋼製架台と同程度の強度
     ・35年以上の耐久性
     を実現している。
    サイズの対応性
     ・パネル設置場所の広さ
     ・パネルの枚数・角度
     に応じて、架台のサイズを変更できる。
  • 今後の方針:
    鋼製架台より重く、価格も高いため、材質見直しなどにより価格低減を進める。
  • 想定需要先:県内の公共施設やメガソーラー

発電設備に木材を用いるというのはかなりユニークな気がしますが、写真を見る限りでは、木材の風合いは太陽光発電と良くマッチしそうだとと感じます。

2月には、岐阜県の「舘林林業」がヒノキを素材に用いた架台を開発した、と報じられていました[2]が、産業用太陽光発電の設置計画が急増している中で、太陽電池パネル架台が地域産木材の新しい用途と成り得るのか、注目したいところです。


※参照・参考サイト:
[1]県産材の太陽光パネル架台開発 県森連など(愛媛新聞)
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20130510/news20130510119.html
[2]舘林林業が太陽光パネル架台に東濃ヒノキ活用、塩害に強く低価格(中部経済新聞)
http://www.chukei-news.co.jp/news/201302/14/articles_19910.php
posted by 管理人 at 03:06 | Comment(0) | 架台

2013年04月27日

旭硝子の「赤穂太陽光発電所」はFRP「プラアロイ」製架台を採用、塩田跡地に対応

旭硝子(AGC)社が2013年4月23日に、「赤穂太陽光発電所」の建設予定を発表していました。

発表資料[2]によると、まず発電所の概要は下記の通り。

・場所:兵庫県赤穂市の塩田跡地
・敷地面積:約5万1,000m2
・発電容量:約4.2MW
・年間発電量:約4,500MWhの見込み
・稼働開始時期:2015年3月の予定
・投資額:約13億

そして塩害(腐食、錆)が懸念される塩田跡地に設置するため、パネル架台の素材には自社グループのFRP素材プラアロイ」を用いるとのことです。


FRPということで、強度や長期の対候性・耐久性は十分かと思いますが、軽量である分、強風などを受ける太陽電池パネルの架台として十分な安定性を保てるのか、というのがちょっと気になります。

とはいえ、メガソーラーでのFRP製架台の採用は非常にユニークであり、コストや施工方法(基礎)が金属製架台とどう異なるのか、建設中の続報にも期待したいです。


※参照・参考サイト:
・[1]兵庫県赤穂市にメガソーラーを建設
 http://www.agc.com/news/2013/0423.pdf
・[2]プラアロイ(AGCマテックス)
 http://www.agm.co.jp/plalloy.html
posted by 管理人 at 02:33 | Comment(0) | 架台

2013年03月29日

新潟県の外山産業グループが、雪国向けの独自設計架台(高さ2.4m、角度調整可能)を用いた太陽光発電設備を稼動開始

新潟県の「外山産業グループ」が、雪国向け独自設計した架台を用いた太陽光発電設備を完成させたとのことです。

ニュース記事[1]によると、設備の概要は下記の通り。

・場所:栄工場(三条市)に隣接する、自社所有の遊休地(5,000m2)。
・発電容量:200kW
・年間発電量:約20万kWhの見込み

・設備:
 ・架台:
  ・設計・製作:グループ企業の「外山工業」
  ・設置角度
   ・45度(冬期間の積雪防止用)
   ・30度(冬季以外)
   に調整できる。
  ・高さ
   設置地域の積雪状況に応じて、積雪やパネルからの落雪の影響を受けないように検討。
   今回の場合は積雪1.4mとして、架台の高さを2.4m(パネルの最高地点は3.8m)としている。
  ・設置数:216
 ・太陽電池パネル:
  ・1枚のサイズ:1,580mm×812mm×35mm
  ・発電容量:233W
  ・設置枚数:864

・施工:グループ企業の「メッツ」社


架台は高さ2m以上と大掛かりなものであり、施工のコストもかなり高くなると思いますが、積雪地域の気候・環境によってはこのぐらいの規模の架台が必要になる、ということでしょうか。

同じ県内で2年前から稼動し、優れた発電実績を挙げているという「新潟雪国型メガソーラー」(県と昭和シェル石油の共同事業)とは、パネルの角度・架台の高さがかなり異なっているのが興味深いですが、今回の設備も年間で高い発電能力を発揮することを、期待したいところです。


※参照・参考サイト:
・[1]外山工業が自社設計した架台で200kwhの太陽光発電所を建設、売電事業参入を発表(kenoh.com)
 http://www.kenoh.com/2013/03/28toyama.html
・[2]外山産業グループ
 http://www.toyama-sn.co.jp/


※関連記事:
新潟県と昭和シェル石油による、雪国仕様のメガソーラーが稼動開始(2010/08/31)
「新潟雪国型メガソーラー」が、年間発電目標(100万kWh)を40日前倒しで達成(2011/08/04)
新潟県の「雪国型メガソーラー」では、太陽電池パネルの補強フレームの角を落としたことが、発電量アップに寄与(2011/11/16)
posted by 管理人 at 07:27 | Comment(0) | 架台

2013年02月27日

架台メーカー「ネミー」がYOCASOL社の事業資産などを買い取る方針、総合力・技術開発力・提案力の強化を狙う

太陽電池パネル架台メーカーの「ネミー」社が2013年2月22日に、

YOCASOL社との間で、同社の太陽電池モジュール製造の事業資産などを譲受する旨の契約を締結した。

と発表していました。

(ニュース記事)
・ヨカソル工場買い取り、全希望者を再雇用(読売新聞)
 http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20130226-OYS1T00307.htm

(ネミー社のサイト内ページ)
・太陽電池モジュール製造の事業資産等の譲受に関するお知らせ
 http://www.nemy.co.jp/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E3%83%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%A3%BD%E9%80%A0%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E8%B3%87%E7%94%A3%E7%AD%89%E8%AD%B2%E5%8F%97/

上記URL先ページによると、事業買取に関する概要は下記の通り。

・背景・目的:
 ネミー社は太陽光発電関連では、
 ・太陽電池モジュール用架台
  ・「PV-DyMO(陸屋根用)」
  ・「PV-Light(傾斜屋根用)」
  の企画・製造・販売
 ・太陽光発電システム
  ・住宅用「エネガーデン」
  ・公共産業用「エネフィールド」
  ・蓄電システム「エネハートU」
  の提案(グループ会社「ネミーエネルギーソリューションズ」による)
 を手がけている。
 今回はYOCASOL社の事業資産などを買い取ることで、総合力・技術開発力・提案力の強化を図る。

・買取額:未公表

・雇用:
 YOKASOL社の従業員(74名)のうち、希望者全員を雇用する。

・スケジュール:
 ・事業資産譲渡契約の締結:2013年2月21日
 ・事業再開:同年3月1日の予定


架台メーカーによる太陽電池パネルメーカーの事業買取というのはユニークなケースだと思いますが、太陽光発電システムにおいてパネルと架台は直接組み合わせられるものだけに、今回の措置で見込まれる効果も高い、ということなんでしょうか。

現在ネミーESが取り扱っているパネルは、中国の「Jiangsu Runda PV」社製[2]とのことで、今回のYOCASOL社の事業買取との兼ね合いはどうなるのか、という点も気になります。

また、雇用は維持される見通しとのことで、YOCASOLのブランドやアフターサービス・保証も今後そのまま継続されることを、期待したいところです。


※参考サイト:
・[1]ネミーエネルギーソリューションズ
 http://www.nemy-es.co.jp/
・[2]エネフィールド(同上)
 http://www.nemy-es.co.jp/pdf/rs190m-72.pdf
・[3]住宅用太陽光発電システム(ネミー楽天市場店)
 http://item.rakuten.co.jp/nemy-co/n12020003/
・[4]Jiangsu Runda PV Co., Ltd.
 http://www.rundapv.com/
・[5]会社案内(YOCASOL)
 http://www.yocasol.com/about/company.html


※関連記事:
福岡県「YOCASOL」が、2009年内に日本と北米の太陽電池市場に参入(2009/06/18)
福岡県のYOCASOL社が、太陽電池パネルの生産能力を2012年度に100MW(現在比1.7倍)まで増強する方針、全量買取制度による需要増を見込む(2011/10/26)
YOCASOLが事業継続を断念し破産する見通し、スポンサー探しが不調で再生計画を策定できず(2013/02/06)
福岡県のYOCASOL社が民事再生法の適用を申請、欧州経済危機や低価格化の進展により業績が悪化(2012/12/02)
posted by 管理人 at 03:32 | Comment(0) | 架台

2013年01月30日

三協マテリアルの新架台「サンステージ」は新しいアルミ合金により30%軽量化、「積雪タイプ」では150cmの積雪に対応

三協立山
三協マテリアル

の2社が2013年1月29日に、3割軽量化しつつ150cmの積雪にも絶えられるという、アルミ合金製の太陽電池パネル用架台サンステージ」を発表したとのことです。

(ニュース記事)
・三協マテリアル、高強度アルミ合金製太陽光発電パネル用架台を発売(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=329045&lindID=6

(三協マテリアルのサイト内ページ)
・積雪地区対応可!太陽光発電パネル用架台「サンステージ」発売
 http://material.st-grp.co.jp/news/mate20130129.html

上記URL先ページによると、製品の概要は下記の通り。

・主な特徴:
 ・新開発のアルミ合金(6N01系)を採用:
  産業用太陽光発電の需要増を踏まえて、
  ・軽量化(従来素材(6063)から30
  ・高耐食性(陽極酸化塗装複合皮膜を採用)
  ・高強度(積雪タイプは最大積雪150cmm)
  を実現している。
 ・軽量化による施工時間の削減:
  アルミ合金製の軽量部材を採用。
  施工時間(工数)は、スチール製架台と比べて約50%削減できる。
 ・パネル取り付け簡略化
  「パネル位置合わせ金具」「パネル押さえ金具」を採用。
  また、配線固定金具は2段重ねでも使用できる。

・種類:「一般タイプ」「積雪タイプ」の2種類。
・発売日:2012年11月


大幅な軽量化だけでなく、降雪地域にも対応できるだけの強度も備えていることには驚きますが、2009年以来の研究開発の成果が発揮されている、ということでしょうか。

ただ北海道に住んでいる私としては正直、アルミ製架台が本当に積雪に耐えられるものなのか?という疑念もあるので、今後は北海道や東北、北陸でどのような評価を受けるのか、という点にも注目したいところです。
(尤も設備の稼動の上では、パネルに積雪したままになること自体に、甚大な問題があるとは思いますが)


※関連記事:
三協マテリアルが、太陽光発電向けアルミニウム枠の生産効率化などに取り組む(2009/11/11)
三協立山アルミが産業向けのパネル架台事業に参入する方針、高強度なアルミ合金採用により、重量は従来のアルミ製架台の2/3(2012/05/04)
三協マテリアル内に「太陽光発電推進グループ」が新設、産業用太陽光発電の顧客対応が専門(2012/10/04)
posted by 管理人 at 10:39 | Comment(0) | 架台

2013年01月10日

東光電気工事などが井桁型の太陽電池パネル架台基礎を開発、地盤沈下時の歪み・パネル破損の軽減が見込まれるとのこと

下記URL先ページでは、

・「東光電気工事」社などが、井桁型で地盤沈下に強い、野立て向け太陽電池パネル架台基礎の新工法を開発した。

と報じられています。

(ニュース記事)
・東光電工、太陽光パネル基礎で新工法 歪み生じにくく(電気新聞)
 http://www.shimbun.denki.or.jp/news/construction/20130109_01.html

上記URL先ページによると、工法の概要は下記の通り。

・背景:
 メガソーラー等では、コンクリートブロック基礎へのパネル架台設置が一般的。
 しかしこの方法では、地盤沈下(液状化など)の度合いが均一で無い場合、歪みが生じて太陽電池パネルが破損することがあった。

・構造:
 架台を設置する基礎は、コンクリート製の杭を井桁状に組み合わせている。

・主な特徴・メリット:
 ・地盤沈下時の歪みを軽減
  井桁状のため、全体が均等に沈み、荷重が1ヶ所に集中しない。
 ・施工の手間・コストの軽減

・開発体制:
 ・東光電気工事
 ・熊谷組
 ・會澤高圧コンクリート(北海道苫小牧市)
 による共同開発。

ただし現時点では、各社のウェブサイトに、この技術に関する情報・発表は掲載されていませんでした。


記事に掲載されている写真を見る限りでは、コンクリート製の細長い部材をまず前後方向に渡し、その上に横方向に同様の部材を数本渡す方式と見受けられます。

細長い部材を組み合わせているだけに、基礎自体の強度を確保できるのか、またパネルが強風を受けた場合の安定性(基礎の重量)は十分なのか、という点が気になりますが、コンクリ部材同士の接続・固定を十分な強度でできるのであれば、基礎を軽量化しつつ一定の面積分を一体化でき、基礎・架台の歪みを抑制できるのでは、と想像します。

また基礎の部材を組み立てる方式であれば、工事の手間・コストも、コンクリを直接敷設する方式よりは大幅に軽減できると思われるので、太陽光発電設備での実際の採用・実証が進むことを、期待したいところです。
(まずは、東光電気工事が手がける発電設備での採用になるんでしょうか?)


※関連記事:
京セラが、「名古屋第二環状自動車道」に計約2MWの太陽電池モジュール(防眩タイプ)を供給(2011/06/12)
国際航業グループが「館林ソーラーパーク」(455kW)を完成、「宮崎ソーラーウェイ」のノウハウ活用などにより、工期(通常は半年以上)は約4ヶ月(2011/09/13)
東光電気工事と丸本組(宮城県石巻市)が、石巻市で太陽光発電所(10MW規模)の建設を計画(2012/02/13)
posted by 管理人 at 01:18 | Comment(0) | 架台

2012年12月10日

東京ネジ製作所が、締結部品「D-Lock」の太陽電池パネル架台向け拡販に取り組んでいるとのこと

東京ネジ製作所」社の締結部品「D-Lock(ドーブチロック)」が、太陽電池パネル架台にも用いられているとのことです。

(ニュース記事)
・東京ネジ製作所 太陽光発電パネル架台向けにM8・M10追加(ファスニングジャーナル)
 http://www.nejinews.co.jp/news/fastener/archive/eid4399.html

(東京ネジ製作所のサイト内ページ)
・ドーブチロック
 http://www.tokyo-neji.co.jp/d-lock/index.html

上記URL先ページによると、「D-Lock」は比較的軽微な構造物向けに開発されたもので、主な特徴は下記の通り。

2ピース構造の採用:
 高所や狭い場所での作業性を考慮して、ボルト・ナットに付属する機能部品(座金など)を予め組み込み、2ピース構造としている。
 これにより、付属品の入れ忘れ・落下・紛失を防止できる。

戻り止め性能の強化:
 自社での試験・性能比較による検証結果から、通常のスプリングワッシャーやダブルナットではなく、効果の高い皿ばねを採用している。

東京ネジ製作所では、太陽電池パネル架台向けとして

需要頻度が高いサイズ(M8、M10
・耐食性に優れる溶融亜鉛すず合金めっき付き製品

を新たに追加し、同分野での拡販に取り組んでいるとのことです。


ボルト・ナットを締め付ける際、スプリングワッシャーや平ワッシャーを入れるのは意外に難儀であり、数が多くなるほど手間が格段に増えるので、部品数を2つのみにしているのは、太陽電池パネル用架台の大量設置において施工時間・コストの削減にかなり寄与するのでは、と考えます。

また、締め付けの維持能力が相当高いという点も大きな魅力ですが、他方で太陽光発電設備は、屋外環境に相当な長期間晒され続けるだけに、(例えば塩害を受ける海岸に近い地域などで)D-Lockがどのぐらいの耐久性を備えているのか、という点の実証が行われることも、期待したいところです。
posted by 管理人 at 09:27 | Comment(0) | 架台